蜂蜜は英語でhoney プーさんの世界ではなぜhunny

蜂蜜は英語で『honey』と書きますが、ディズニーアニメーションで有名な『くまのプーさん』の世界では英語表記が『hunny』となっていることをご存知ですか?これはただのスペルミスではなく、作者の思いが込められたスペルミスなのです。今回は『くまのプーさん』の世界について紹介します。

くまのプーさんはこんなお話

『くまのプーさん』は1926年にイギリスの作家A・A・ミルン原作の児童小説です。内容は主人公であるクマのぬいぐるみのプーさんと森の仲間たちによる日常生活が10のエピソードで描かれています。風船を使って木の上の蜂蜜を取ろうとしたり、謎の生き物を捕まえるために落とし穴を掘ったりと、楽しい出来事がたくさん描かれています。1960年代にディズニー社によりアニメーション化され、世界中に認知されるきっかけとなりました。

英語のスペルミスで幼稚さを表現

『くまのプーさん』の世界で蜂蜜のスペルを『hunny』と表記しているのは、単純なスペルミスではありません。プーさんの物語に登場するのは、クリストファー・ロビンという小さな男の子とぬいぐるみのプーさんが中心となり、ほかにもたくさんの森の動物たちが登場します。キャラクターたちの幼さを表現するために、英語でスペルミスをしやすい『honey』を『hunny』と表記したそうです。蜂蜜のほかにも『house』を『howse』と表記しています。

ディズニーランドでもスペルミスを採用

東京ディズニーランドの人気アトラクション『プーさんのハニーハント』では、原作にある英語のスペルミスをそのまま採用しています。これは幼いクリストファー・ロビンが日常を記した日記でスペルミスをしている、というバックストーリーが存在しているからです。実際にハニーハントの入口の看板にはスペルミスがそのままに『Pooh’s Hunny Hunt』となっています。アトラクションの内部には大きな絵本が壁いっぱいに内装されていますが、この物語の中に出てくる蜂蜜もすべて『hunny』になっています。ほかにもスペルミスが隠されていないか、探すこともアトラクションの待ち時間の楽しみのひとつとなっています。

英語の表現は和訳しにくかった

英語のスペルミスは、英語表記だとなんとなく「あるある、わかる」となるのですが、これを日本語訳するときにうまくあてはまる言葉が見つからず、翻訳家は頭を悩ませたそうです。英語で蜂蜜を『hunny』と記載すれば「小さな子が間違えたのかな」とわかるのですが、日本語だと蜂蜜は蜂蜜でしかありません。実際に和訳された『くまのプーさん』では、『hunny』は『ハチミチ』というように訳されています。これも小さな子がうまく蜂蜜と言えないことを上手に表現していると、発売当時にも話題になったそうです。

英語のスペルミスひとつで世界観が広がる

今までプーさんに出てくる蜂蜜が『hunny』となっていることを不思議に思っていたいともいるかもしれませんが、バックストーリーには作者やディズニー社の思いやこだわりがたっぷり詰まっているのです。ちょっとしたスペルミスでここまで世界観を広げることができる物語に触れてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA