乳児ボツリヌス症の予防は、蜂蜜を食べさせないだけでOK

蜂蜜は食べさせないことが前提

赤ちゃんが蜂蜜を食べたことにより、乳児ボツリヌス症が発症し死亡した事故が2017年の春にありました。
それから赤ちゃんに蜂蜜を食べさせるのは危険なことと認識が強まり、現在ではほとんどのお母さんが知っている事実だと思われます。
ですが、もし赤ちゃんに誤って蜂蜜を食べさせてしまった場合や、赤ちゃんが舐めてしまった時には、まず焦らずに経過を見てください。

乳児ボツリヌス症の症状

まず初期症状として、腸の機能が麻痺するため強い便秘に襲われます。この便秘は2~3日ほど続くため、便の状態をよく見てください。
それから体全体が麻痺してきて、次第に呼吸器にまで及び、無呼吸状態になり重症化します。
目に見える症状としては、便秘が続いてから、元気が無いように見えたり鳴き声が小さくなり、さらによだれが多く出るようになります。
全てが正確に表れることはありませんが、とにかくもし赤ちゃんが蜂蜜を誤飲してしまったのならば、まず便秘になっているかどうかを確認してください。
乳児ボツリヌス症の潜伏期間は3~30日です。その間、もし2日以上便秘が続くようでしたら、すぐに小児科を受診する必要があります。
小児科では、便や血液から毒素が検出されないかチェックします。
早期に発見することで、乳児ボツリヌス症の重症化は防げます。
ネット上では未だに蜂蜜を使った離乳食のレシピがあったりなど、危険な情報もありますが、赤ちゃんには蜂蜜を絶対に食べさせないようにしましょう。

蜂蜜以外の危険な食品

乳児ボツリヌス症は、蜂蜜に含まれるボツリヌス菌で発症するものですが、実は蜂蜜以外にもボツリヌス菌が含まれている可能性のある食品があります。
コーンシロップや自家製の野菜スープ・ジュース、缶詰などの保存食や井戸水は特に注意してください。
自然に分布しているボツリヌス菌は、自家製の野菜に付着している可能性があります。
消毒や加熱など、適切な処理が出来ない一般家庭では、赤ちゃんのお腹では消化できない菌が付いているかもしれません。
もし自宅でボツリヌス菌のついた食材を加熱しても、ボツリヌス菌は熱に強いため完全に死滅させることは難しいです。
どれも、赤ちゃんに無理に食べさせる必要のない食品です。1歳までは、蜂蜜などボツリヌス菌が含まれている可能性のある食品は控え、母乳か市販の離乳食を食べさせましょう。

目に見えない苦しい症状

赤ちゃんには強い意志が無く、感情だけでしか自分の思いを伝えられません。
苦しい思いをして泣いても、誰にも正確に伝わらずただ耐えるのみです。少しでも辛い思いをさせないためには、お母さんがしっかり赤ちゃんを見てあげることが一番大事です。
乳児ボツリヌス症は全身に麻痺が及び、次第に声を出すこともままならず目を動かすことも出来なくなくなり、放置すると死に至る病気です。
大人から見ると、便秘気味で元気がないだけのように見えるかもしれませんが、大きな間違いです。
乳児ボツリヌス症の予防は、蜂蜜やその他の疑わしい食品を食べさせないことしかありません。
悲劇を再び繰り返さないように、1歳になるまでは徹底して自宅の蜂蜜を管理し、赤ちゃんに食べさせないようにしましょう。

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