蜂蜜酒ミードは神の酒といわれた世界最古の酒

ここ数年じわじわと人気を集めているのが蜂蜜酒というお酒です。蜂蜜酒は『ミード』や『ハニーワイン』などとも呼ばれ、蜂蜜の甘みと香り、そして白ワインのような口当たりが特徴です。今回は蜂蜜酒の歴史や醸造方法などを詳しく紹介します。

ミードは世界最古のお酒

ミードの歴史は古く、ワインやビールが醸造される前にすでに飲まれていたという記録が残っていて、世界最古のお酒として知られています。その歴史は今から14000年前までさかのぼります。諸説ありますが、人々がミードに出会ったのは偶然だったといいます。狩人がのどを渇かせ水を探していると、クマなどの動物に荒された蜂の巣を見つけました。そこに溜まった雨水を飲んだところ、蜂蜜と水が発酵しアルコールになっていたのです。これがミードと人々の最初の出会いです。その後古代ローマではミードは『神々の酒』として崇められ、神聖なものとして扱われていました。ビールやワインが流通するまではミードは一般的なお酒として飲まれてきましたが、ビールやワインが庶民の間でも飲まれるようになると、徐々に衰退していったといわれています。現在ではロシアや北欧、東欧などで飲まれています。最近はゲームや映画にも登場したことで注目を集めています。日本でも日本酒の醸造所が蜂蜜酒を作るなど、ちょっとしたブームとなりつつあります。

蜂蜜酒で健康維持

ミードはその昔から健康を維持するための飲みのもとしても活用されてきました。イギリスのエリザベス1世は体力回復や健康維持のために『メセグリン』と呼ばれるミードを飲んでいたといわれています。『メセグリン』は薬(メディスン)の語源になったといわれる飲み物で、蜂蜜にハーブやスパイスなどを加えて漬け込んで発酵させて作ります。ハーブやスパイスとアルコールの効果で血行を促進し、寝つきを良くしたり体調を良くしたりする効果が期待されていました。子供には蜂蜜酒を加熱してアルコール分を飛ばしたものを飲ませて、風邪による症状の緩和や風邪予防に役立てるという民間療法の記録も残っています。日本に伝わる卵酒のような役割をしていたといわれています。

ミード酒の醸造法

ミード酒の原料は蜂蜜と水、そして酵母菌の3つだけです。蜂蜜に2~3倍の水を加えて混ぜ合わせるだけで発酵が始まりますが、そこに発酵を促す酵母菌を少量加えることでよりスムーズに発酵を進めます。1週間から3週間ほどで発酵が完了します。その後澱引きをして瓶詰をして完成です。ミード酒には味を劣化させるタンニンなどが含まれていないため、栓を開けた後でもひと月以上おいしく飲むことができます。開栓後はコルクでふたをして冷蔵庫で保存してください。

蜂蜜酒をおいしくいただこう

蜂蜜酒は歴史が古く、昔から貴族や庶民に愛されてきたお酒です。近年ではゲームや映画に登場したことで「映画の世界観を味わいたい」という人が増えており、蜂蜜酒にも注目が集まるようになりました。蜂蜜酒は蜂蜜の効能や効果も得られるといわれていて、健康的なお酒としても注目されています。蜂蜜酒はお酒が苦手な人でも飲みやすいので、ワインの代わりに取り入れてみてはいかがでしょう。

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