蜂蜜は何歳から 赤ちゃんに蜂蜜がNGな理由とは

赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけない、ということは、比較的広く知られていることです。育児書や母子健康手帳にも記載されています。蜂蜜は甘くて食べやすく、赤ちゃんでも食べられそうと思われがちですが、蜂蜜を赤ちゃんに与えると最悪の場合死に至るケースもあるといいます。そこで今回は、赤ちゃんに蜂蜜を食べさせてはいけない理由と、何歳から食べさせてもいいのかを紹介します。

なぜ赤ちゃんに蜂蜜はNGなのか

蜂蜜には20本に1本の割合で、『ボツリヌス菌』という細菌に汚染された蜂蜜があることがわかっています。ボツリヌス菌は食中毒を引き起こすウイルスの一種とされていますが、大人がボツリヌス菌に汚染された蜂蜜を食べたとしても問題ありません。赤ちゃんはまだ腸の発達が未熟で、ボツリヌス菌が体内に入り込んでしまうと菌が増殖し、中毒を引き越すことがあります。ボツリヌス菌に感染してしまうと『乳児ボツリヌス症』と呼ばれる病気になってしまいます。

赤ちゃんが蜂蜜を食べると起こる症状

ボツリヌス菌に汚染されていない蜂蜜であれば、たとえ赤ちゃんでも特に症状は起こりません。ボツリヌス菌に汚染された蜂蜜を赤ちゃんが食べてしまった場合、次のような症状が起こることがあります。

・便秘

・泣き声が弱い

・哺乳力の低下

・なんとなく元気がない

・よだれの量が増える

・首の座りが悪くぐらぐらする

・眼球運動の麻痺

便秘や哺乳力の低下などは風邪の諸症状として現れるケースもあるため、見逃しやすい症状です。風邪に似た症状に加えて、上で紹介したような症状が見られる場合は、すぐにかかりつけの医師に相談してください。また、乳児ボツリヌス症が発症するまでの潜伏期間は3日から30日と幅が広く、症状が出たころには蜂蜜を食べさせたことを忘れているということもあるので注意が必要です。

蜂蜜は何歳から食べさせていいのか

『赤ちゃんに蜂蜜を食べさせてはいけない』といいますが、具体的に何歳からなら食べさせてもいいのかわからないという人もいるでしょう。一般的に蜂蜜は満1歳を過ぎたら食べさせてもよいとされています。1歳を過ぎるころには腸の機能も発達し、免疫力もついてくることから、ボツリヌス菌が体内に入っても乳児ボツリヌス症を発症することはほとんどありません。1歳を過ぎたらとされている理由としては、赤ちゃんは生後11か月ごろに腸の発達が完成するといわれていることや、乳児ボツリヌス症の発症例の94%が生後6か月未満の赤ちゃんであること、最高齢は11か月であることがその理由です。ボツリヌス菌は加熱をしても死滅しにくいこともありますから、1歳未満の赤ちゃんには蜂蜜をわざわざ与える必要はありません。

蜂蜜は1歳を過ぎてから与えよう

蜂蜜はヘルシーで健康的なイメージがあることから、赤ちゃんにもいいのではと思われがちですが、ボツリヌス菌汚染されたものを食べると病気になる危険性があります。汚染された蜂蜜を食べたからといって、必ず乳児ボツリヌス症になってしまうわけではありませんが、うっかり食べさせてしまった場合には赤ちゃんの様子をしっかり観察して、いつもと違う症状が出ていないかを注意深く見ておく必要があります。

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