加熱すれば赤ちゃんに蜂蜜を与えていいのか 知っておきたい知識

蜂蜜は1歳未満の赤ちゃんに食べさせてはいけない、ということは広く知られています。加熱すれば赤ちゃんでも蜂蜜を食べられると思っている人もいるようですが、加熱しても赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけません。『赤ちゃんに蜂蜜はNG』ということはわかっていても、なぜ赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけないのかわからないという人もいるかもしれません。そこで今回は、赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけない理由を詳しく紹介します。

蜂蜜にはボツリヌス菌が含まれている

赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけない理由は、『ボツリヌス菌』という細菌に汚染されている蜂蜜があるからです。すべての蜂蜜がボツリヌス菌に汚染されているわけではありませんが、20本に1本はボツリヌス菌に汚染されている蜂蜜が販売されているといいます。1歳未満の赤ちゃんの体内にボツリヌス菌が入り込んでしまうと、『乳児ボツリヌス症』という病気にかかるリスクがあります。1歳を過ぎると腸の機能が成長し、ボツリヌス菌に汚染された蜂蜜を食べても体内でボツリヌス菌が繁殖することがなくなるといいます。もちろん大人がボツリヌス菌に汚染された蜂蜜を食べたとしても、ボツリヌス菌による影響は全くありません。

蜂蜜を加熱すれば与えてもいいのか

菌といわれると、「加熱すれば滅菌・殺菌されるから赤ちゃんに与えてもいいのではないか」と思うかもしれません。蜂蜜に含まれているボツリヌス菌は、熱に非常に強いという性質を持っており、加熱したとしても死滅しにくいといわれています。研究の結果では、120度で4分以上の加熱で死滅するといわれていますが、加熱することですべてのボツリヌス菌が死滅するわけではないようです。「加熱した蜂蜜だから大丈夫」と赤ちゃんに蜂蜜を与えるのは避けたほうがいいでしょう。

うっかり蜂蜜を与えてしまったら

離乳食が進むといろいろな食品を食べられるようになります。離乳食後期にもなれば、市販のパンやお菓子などを与える機会も増えるでしょう。お母さんが食べている蜂蜜にも興味示すかもしれません。もしうっかり赤ちゃんが蜂蜜を食べてしまったり、与えた食品委蜂蜜が含まれていた場合は、赤ちゃんの体調の変化を見逃さないようにきちんと観察することが大切です。乳児ボツリヌス症が発症するまでは、3日から30日と個人差が大きいことが特徴です。忘れたころに症状が現れることもあります。なんとなく元気がない、泣き声が弱々しい、おっぱいやミルクの飲みが悪い、首がぐらぐらする、便秘気味などが乳児ボツリヌス症の症状の特徴です。これらの症状が出たらすぐにかかりつけの医師に相談し、診察を受けるようにしましょう。ボツリヌス菌に感染した蜂蜜を食べたからといって、必ず乳児ボツリヌス症に感染するわけではありませんが、万が一を考えて1歳未満の赤ちゃんに蜂蜜を与えないように気を付けましょう。

蜂蜜は1歳を過ぎてから与えよう

乳児ボツリヌス症の症例は、6か月未満の赤ちゃんが94%を占め、11か月の赤ちゃんが最高齢とされています。1歳の誕生日を迎えれば、ほとんどの赤ちゃんがボツリヌス菌に対抗できる体になっているといっていいでしょう。蜂蜜は1歳の誕生日を迎えてから与えるようにし、赤ちゃんの健康を守っていきましょう。

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