蜂蜜を食べた赤ちゃんが死亡 事故を防ぐためにするべきこととは

1歳未満の赤ちゃんの蜂蜜を与えてはいけないということをご存知ですか?育児本やインターネットなどの育児サイト、母子手帳などにも記載されているため、知っているという人も多いのではないでしょうか。過去には蜂蜜を食べた赤ちゃんが死亡するという例も出ており、決して気軽に考えることではありません。今回は、なぜ蜂蜜を赤ちゃんに与えてはいけないのか、その理由と思わぬ事故を防ぐためにするべきことについて紹介します。

蜂蜜に含まれるボツリヌス菌が関係

蜂蜜にはおよそ5%の割合で『ボツリヌス菌』という細菌に汚染されている蜂蜜があるとされています。このボツリヌス菌は、食中毒を引き起こす細菌のひとつで、消化器官や腸内環境が整っている大人が感染することはありません。しかし消化器官が未熟で抵抗力もまだ整っていない1歳未満の赤ちゃんがボツリヌス菌に感染した蜂蜜を食べてしまうと、『乳児ボツリヌス症』という病気にかかるリスクがあるのです。乳児ボツリヌス症は、便秘や泣き声が弱くなるなどの症状から始まり、哺乳力が弱くなったりミルクやおっぱいの飲みが悪くなったりし、最悪の場合死に至るケースもあるのです。

情報を家族で共有しよう

子育てはお母さんひとりだけで行うものではありません。お父さんはもちろん、おじいさんやおばあさんに協力してもらうという家庭もあるかと思います。お母さんひとりが『赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけない』という事実を知っていても、もしかしたらお父さんやおじいさん、おばあさんが「体にいいから」「甘くて食べやすそうだから」という理由で赤ちゃんに蜂蜜を与えてしまうかもしれません。もし食べさせた蜂蜜にボツリヌス菌が入っていて、赤ちゃんが乳児ボツリヌス症を発症してしまったら、そして死亡してしまったら、「知らなかった」では済まされないかもしれません。そうならないためにも、家族や育児に協力してくれる人の間で、『蜂蜜は赤ちゃんにNG』という情報を共有することが大切です。

レシピ投稿サイトにも注意

過去にはレシピ投稿サイトに掲載された蜂蜜入りの離乳食のレシピを利用し、赤ちゃんが死亡した例がありました。現在も蜂蜜入りの離乳食レシピが掲載されていますが、あくまで蜂蜜入りの離乳食のレシピは1歳を過ぎた赤ちゃん用のレシピだと考えてください。5か月ごろから離乳食を始める赤ちゃんもいますが、1歳ごろまでは塩や醤油、砂糖などの味付けはほとんどいりません。昆布やカツオで取った出汁などを利用し、食材を味を覚えさせることも離乳食の目的です。もし1歳未満の赤ちゃん用の離乳食レシピの材料に蜂蜜が含まれていたとしても、決して加えないように気を付けましょう。

蜂蜜は1歳を過ぎてから与えましょう

乳児ボツリヌス症の発症例のほとんどが6か月未満の赤ちゃんだといわれています。最高齢は11か月で、1歳を過ぎた赤ちゃんの乳児ボツリヌス症の発症例は確認されていません。ボツリヌス菌に汚染された蜂蜜を食べたとしても、乳児ボツリヌス症を発症しないケースもありますが、赤ちゃんの健康を守ることができるのは周囲の大人だけです。万が一のことを考えて、蜂蜜を与えるのは1歳の誕生日を迎えてからにしましょう。

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