天然と純粋の違いと上手な蜂蜜の選び方

蜂蜜はなんでも同じだと思っていませんか?市販されている蜂蜜は、蜂蜜の原料となる花の蜜の種類が異なることはもちろんですが、『天然』と記載されているものや『純粋』と記載されているものがあります。健康のために蜂蜜を取り入れるなら、せっかくなら体にいい蜂蜜を選びたいものです。そこで今回は、蜂蜜の『天然』と『純粋』の違いと併せて、上手な蜂蜜の選び方を紹介します。

天然蜂蜜と純粋蜂蜜の違いとは

天然という言葉も純粋という言葉も、どちらも『良いもの』というイメージがあります。どちらがどのように良いのか、判断に迷ってしまうこともあるかもしれません。ここでは天然と純粋の違いについて紹介します。

◎天然の蜂蜜

『天然』と記載されている蜂蜜は、ミツバチが花から採取して作った蜂蜜をそのまま採取したものを指します。細かいごみなどの不純物を取り除くこと以外、人の手で加工をしていない蜂蜜には『天然』と記載されています。蜂蜜本来の香りや味を楽しむことができるだけでなく、栄養価も高いことが魅力です。原料の花によってはクセの強いものもありますが、いろいろなフレーバーを楽しめることも天然の蜂蜜の特徴です。

◎純粋の蜂蜜

『純粋』と記載されている蜂蜜は、精製蜂蜜という加熱処理後色付けをした蜂蜜を使用しておらず、添加物を含んでいないものを指します。しかし『純粋』の基準があいまいで、糖度を高めるために加熱をした蜂蜜も『純粋蜂蜜』として販売することができます。天然の蜂蜜に比べると純粋の蜂蜜は栄養価がやや低くなりますが、いつでも安定した風味を楽しむことができることが特徴です。

上手な蜂蜜の選び方

ではどのような蜂蜜を選べばいいのでしょうか。やはり栄養面や風味などを楽しむことができるのは、天然の蜂蜜です。天然の蜂蜜を選ぶ際も、どの養蜂場で作られたのか、何の花の蜜なのかをラベルで確認しましょう。自信を持って提供している蜂蜜は、販売者や製造者をきちんと記載しています。純粋蜂蜜の場合も同様です。ラベルには添加物の名前も記載されていますので、きちんと確認しましょう。防腐剤や香料はもちろん、水あめや甘味料が添加されていない蜂蜜を選ぶことが大切です。また、透明度が高すぎる蜂蜜や異常に濃い色をした蜂蜜は避けたほうがいいかもしれません。栗や蕎麦の蜂蜜はもともと色が濃いものですが、それ以外で黒っぽい蜂蜜の場合は注意が必要です。中身の色が確認できないビンに入っている場合も、混ぜ物がしてある可能性があります。蜂蜜の量が少なければ少ないほど、蜂蜜の健康効果を期待することはできません。価格の安い蜂蜜は、基本的には天然の蜂蜜ではないことを頭に入れておくといいかもしれません。

お気に入りの蜂蜜を見つけてみては?

いかがでしたか?天然は名前の通り、ミツバチが作ったそのままの蜂蜜を味わうことができるため、味わい深くおいしいです。だからといって純粋の蜂蜜が悪いものというわけではありません。天然の蜂蜜はクセが強いものもありますから、いろいろな種類の蜂蜜を試してみてお気に入りの蜂蜜を見つけてみるのもいいかもしれません。普段の生活に蜂蜜を取り入れて、健康的な毎日を過ごしてみませんか?