ローヤルゼリーとは?母子の栄養源となる誕生の秘密

身近な食品である「はちみつ」と比較すると、「ローヤルゼリー」の正体が何なのか、わかりにくいという方が多いのではないでしょうか。
この記事では、ローヤルゼリーが何からできているのか、どのような効果を持っているかについて解説します。

ローヤルゼリーは何でできているのか

ローヤルゼリーと聞くと、イメージが掴みにくく気軽に試すには高価で、味もよくわからない、と試していない方が多いです。
けれども、みつばちの食生活の仕組みを意識してのぞくと、花粉やローヤルゼリーもはちみつと同様にミネラルが豊富な食べものであることが分かります。
簡単にいえば、はちみつは、みつばちが集めた花蜜に自分たちが持つ酵素と手仕事を加えて、理想的な「エネルギー源」に転換したものです。
それに対してローヤルゼリーは、みつばちが花から花粉を集めて、それに自分たちが持つ酵素と手仕事を加えて、理想的な「たんぱく源」に転換したものです。
そもそも上質なはちみつの効能の多くは、はちみつ自然に混ざり込んでいる花粉やローヤルゼリーによるものだと言われています。
つまり、花の命の素である花粉とそれからできたローヤルゼリーこそ、はちみつの様々な薬効の源泉なのです。

花が持つエネルギーを変換してできるローヤルゼリー

ローヤルゼリーの材料となっている花粉とは、花のおしべにできる生殖細胞の小粒子。命を生み出す素となるものです。
つまりはちは、花が持っているエネルギーを日々の食べものに変換して生きています。
できあがったローヤルゼリーは、各種活性ビタミン、ミネラルといった身体が健康を維持するために必要不可欠な物質をバランスよく含み、さらに酵素で分解されて発酵を経た食品です。

ローヤルゼリーは赤ちゃんとお母さんのスーパーフード

働きばちが巣の中に貯蔵する理想的なたんぱく食品が、花粉を集め発酵させて作った「はちパン」と呼ばれるものです。
これを生後3日から13~14日までの若い働きばちが食べて、赤ちゃん用のミルクを生み出します。
さらに、頭部の大顎腺から分泌される脂肪酸が混ぜ合わさって、とろりとしたヨーグルト状になってできあがるのがローヤルゼリーです。
ローヤルゼリーは、生まれてから60時間までのすべての幼虫に与えられる特別食ですが、3日を過ぎてもその後ずっとローヤルゼリーを貰える選ばれた個体が、後の女王ばちとなります。
働きばちは3日目以降はローヤルゼリーを卒業して、はちみつとはちパンを食べるようになり、巣の中の清掃や育児、はちみつ造り、花蜜や花粉集めといった様々な仕事を担当して1~2ヶ月の命を全うします。
一方、女王ばちに選ばれたら、ローヤルゼリーだけを食べ続けて大きくなり、1日に1500個~2000個の数の卵を、3~5年程度の一生をかけて毎日生み続けることになります。
ローヤルゼリーは消化にかかる負担がほとんどないため、ほぼ全量がそのまま女王ばちに無駄なく吸収され、老廃物が出ません。
そのため、女王ばちは糞をしないとも言われています。
女王と優雅な言葉を当てられていますが、ひたすら卵を産み続ける重労働を背負っているのが女王ばちです。
群れの中でただひとりの母親としてたくましく生き続ける彼女が、新しい細胞とそこに宿る命をたゆまなく生み出すための栄養源がローヤルゼリーというわけです。

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