王様にも愛された蜂蜜酒の作り方

古代ギリシャ、ローマの頃から人々は、はちみつでアルコール飲料を作っていました。
英語で「ミード」と呼ばれるはちみつ酒です。
1100年頃、古英語で記載された「ベーオウルフ」では、ミードは王と領地をもつ自由民のみに許された飲み物であるとされています。

はちみつ酒ミードとは

古英語かのmeoduからきているミードは、はちみつと水、あるいははちみつと水と穀物を発酵させてつくるお酒です。
長時間はちみつと水を放置しておけば、空中を漂う天然の酵素がはちみつ水の中に落ちて発酵が起こるため、自然にできあがります。
ミードは人類最古のアルコール飲料とも言われています。
古代文化において重要な役割を果たしており、神々からの贈り物とも考えられていました。
そのため、儀式の供物や新神酒として頻繁に使われてきました。
ヨーロッパでミードは今でも伝統的な飲み物として人気があり、多くの祭りで飲まれ、ルネサンスを再現する催しでも見かけられます。

はちみつ酒ミードの作り方

ここでは、1669年にメテグリー・ケネルム・ディグビー勲爵士によって記された製造法を紹介します。
1.28リットルの水にはちみつ8リットル、これをよく混ぜて火にかけて煮ます。
2.パセリの根とフェンネルの根を3本とってきれいに洗い、切り刻み、煮汁に入れて一緒に煮込みます。
3.煮立てている間ていねいにあくを取り、あくがでなくなれば煮込みは完了です。
4.鍋を火から下ろし、翌日まで冷まします。
5.蓋付きの容器に移し、良質のイーストを200ミリリットルとクローブをごく少量砕いて麻の布に包んだものを加えて、蓋をすれば2週間で完成です。
長くおくほどよりよいはちみつ酒になります。

果実のはちみつ酒

四季折々の果物と天然のはちみつは、お酒づくりでも絶妙のコンビになります。
はちみつの強い浸透力によって果実と混合し、深みとコクのあるお酒ができあがります。
また、はちみつと果実はどちらも身体を健康的に保てるアルカリ性食品のため、健康食品としても理想的です。
・作り方の7つのポイント
① 果実は新鮮で熟しすぎていない固めのものを選びます。
② 35度のホワイトリカーを用意します。
③ 果実は水洗いをして、水気を丁寧にふきとります。
④ 密閉の広口ビンを用意し、キレイに洗って熱湯消毒して乾かします。
⑤ 酸味の少ない果実を使う際には、レモンを入れて酸味を補充します。
⑥ 熟成期間は冷蔵庫に入れずに、冷暗所に置きます。
⑦ 濁りが出た際には、布でこして別のビンにいれて保存します。

さくらんぼのはちみつ酒の作り方

・材料
さくらんぼ 300g
レモン 2個
はちみつ 2/3カップ
ホワイトリカー 0.9リットル
・作り方
① さくらんぼは水洗いをしてペーパータオルで水気をきります。レモンは皮をむいて、輪切りにします。
② 広口ビンに①を入れて、はちみつとホワイトリカーを加えます。
③ 2ヶ月後に果実を引き上げて、さらに1ヶ月保存して熟成させて完成です。

かりんのはちみつ酒の作り方

・材料
かりん 1kg
はちみつ 3/4カップ
ホワイトリカー 1.8リットル
・作り方
① かりんは黄色くて香りの強い物を用意してください。皮をよく水洗いし、ペーパータオルで水気をふきとった後、皮つきのまま7ミリの厚さに切ります。
② 広口ビンに入れて、はちみつとホワイトリカーを加えます。
③ 5~6ヶ月おいて熟成させ、果実を取り出して完成です。

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