はちみつはさまざまな用途で使うことのできる、万能な食品です。
そんなはちみつですが、賞味期限や保存の方法はどのようにすればいいのか分かりにくいところがあります。
ここでは「賞味期限」「保存方法」の2点についてあげていきます。
はちみつの賞味期限
一般に販売されているはちみつの賞味期限は2年とされています。
しかし、はちみつは糖度が高く、殺菌効果が強いため、保存状態にもよりますが、よければ何年でも食べることができると言われています。
ただし、保存状態がよくない場合や空気中の水分を吸湿してしまったり、加熱するなど温度の変化を繰り返したりすると、短期間でも風味が損なわれてしまいます。
おいしくはちみつを頂きたい場合は、「2年」を目安にしましょう。
はちみつの保存方法
はちみつを保存する際は、直射日光が当たらない涼しい場所を選びましょう。
しっかりとふたを閉めて、常温での保存をします。
はちみつは吸湿性が高いため、湿気の多い場所は避けるようにします。
また、はちみつは15度以下になると白く結晶化してしまう性質もあるため、冷蔵庫で保存をすると結晶化が進みやすくなってしまいます。
これらのことより、はちみつを保存する際は直射日光の当たらない常温保存が基本となります。
はちみつが白く結晶化してしまっても食べられないわけではありません。
はちみつ本来の性質・品質には全く問題なく、成分は変わりません。
そのままじゃりじゃりとした触感を楽しむのも一つの手です。
しかし、元に戻したい場合は湯せんをすれば元に戻ります。
結晶化したはちみつを戻す方法
1. 鍋にお湯をしき、結晶化したはちみつの瓶を入れます。
2. 鍋に水を入れて、火にかけます。
温度が40~50度くらいになったらとろ火にします。
3. 結晶がとけてきたら、スプーンや箸でかき混ぜます。
4. 結晶が少なくなってきたら火を止めます。
5. 結晶がとけたら鍋から取り出して冷まします。
この工程をすることにより、元ののとろけるはちみつに戻ります。
結晶化は冷蔵庫など寒い場所に置くだけでなく、寒い季節にも自然となってしまうことがあります。
保存状態を保つためにも、あまり温度の変化を繰り返すのはよくありません。
しかし、結晶化することで触感はざくざくすることにより、また新しいはちみつの楽しみ方も生まれます。
結晶化したはちみつもその状態で楽しんでみるのもいいかもしれません。
様々は状態のはちみつを楽しみましょう。