ストレスにも効く、蜂蜜の効能を紹介

はちみつは医学を修めた植物学者の手によって、多くの効能があると解明されています。
ストレスや風邪の予防にも繋がることをご存知でしょうか?
この記事では、家で気軽に食べれるはちみつの効能をご紹介します。

昔から訴えられてきたはちみつの効能

はちみつは、古くから特効薬として扱われてきました。
1759年に『最重要の疾病の予防、治療におけるはちみつの効用』を書いたイギリスの植物学者ジョン・ヒル博士もその中の1人です。
ヒル博士は、はちみつの医学的効用や治療法について初めての英語専門書を作成しており、今でもアピセラピー(ミツバチ療法)で一目置かれる文献となっています。
病気予防のためにはちみつを摂ることのメリットは、250年以上強く訴えられてきています。

はちみつのアピセラピーとは

アピセラピー(apitherapy)とは、ミツバチの生産物の医療効果を使って病気を治したり体調を整えたりする療法を指します。
ラテン語ではちを意味する「アピ(apis)」と療法を意味する「セラピー(therapia)を組み合わせてできた言葉です。
ミツバチの生産物は、はちみつや花粉、ローヤルゼリー、プロポリス、みつろう、蜂毒、蜂針と様々です。
中でもはちみつはアピセラピーで最も多く取り入れられています。

ストレスを緩和するはちみつの効能

人間の身体には、緊張を和らげてストレスを改善する働きをもつ「セロトニン」という脳内物質があります。
この物質が不足してしまうと脳が興奮状態になり、ストレスが溜まってしまうと言われています。
このセロトニンは、「トリプトファン」というアミノ酸から作られており、乳製品や肉類といった動物性のタンパク質や、アーモンドなどの豆類に含まれています。
はちみつに多く含まれているブドウ糖と果糖のうち、ブドウ糖には、セロトニンを生成するためのトリプトファンの吸収を促進する役割があります。
寝る前にひとさじのはちみつを摂取することで、ストレスを緩和して安眠できる効果も期待できます。

口内の衛生向上できるはちみつの効能

はちみつの効果として代表的なのは、強力な抗菌殺菌作用でばい菌退治をすることです。
糖分が多いはちみつなので意外と思われがちですが、はちみつは口内のケアにも使えます。
方法は、はみがき後にはちみつをひとさじ摂取するだけです。
歯周病などの口の中の衛生状態の悪さから発生する病気の予防に繋がります。
また、お年寄りの介護の口内ケアの一環でも活用されています。
ポイントは、「精製、加糖、高温加熱のない純粋な天然はちみつ」を選ぶことです。
誤って加糖のはちみつを選んでしまうと虫歯に繋がりかねませんので、念には念をいれて十分に確認してください。

花粉症の予防対策になるはちみつの効能

はちみつには、基礎体力、免疫力のアップの効果があります。
この効果により花粉症のアレルギー症状を和らげたり、予防できたりする可能性があると言われています。
予防に効いたという事例が出ており、シーズンの始まる数ヶ月前からはちみつを毎日食べることで花粉症が出なかったという報告があります。
マヌカハニー、百花蜜、甘露蜜と人によってバランスやミネラルとの相性が異なるため、花粉症の予防対策をはちみつで行う場合には、年度毎に異なる種類のはちみつで試してみるとよいでしょう。

家庭で楽しめるはちみつ料理の作り方

はちみつには栄養素が多くふくまれており、風邪や便秘の予防、疲労回復、快眠といった効果を得ることができます。
また、はちみつには歯石をできにくくする効果もあり、虫歯や歯周病予防としても関心を集めています。
そんなうれしい機能が満載のはちみつをご家庭の料理に取り入れる作り方を紹介します。

スペアリブはちみつ風味(1人あたり785cal)

豚肉はビタミンB1、ビタミンB6などのビタミンのほか、ナイアシン、亜鉛、ミネラルが豊富です。
年齢とともに不足しがちなビタミンBの補給ができます。
また、圧力鍋とはちみつの効果でやわらかく仕上がるため、子どもでもおいしく食べることができます。

・材料(2人分)
クローバー蜂蜜 大さじ4杯
スペアリブ(豚肉) 6本
玉ねぎ 1個
にんにく 1片
パイナップル 4切れ
ローズマリー(生) 1枝
白ワイン 40ml
しょうゆ 40ml
水 180ml
塩こしょう 少々
サラダ油 大さじ4杯
ローズマリー(生)(飾り用) 1枝

・作り方
① スペアリブは塩、こしょうをします。玉ねぎとにんにくはすりおろします。
② 圧力鍋にサラダ油を熱し、スペアリブを入れて焼き色をつけます。
③ ②にパイナップル、玉ねぎ、にんにく、ローズマリー、白ワイン、しょうゆ、水、はちみつを入れて蓋をして、強火にかけます。圧力鍋から湯気が勢いよくでたら、弱火にして15~20分かけて加熱します。
④ できあがったら器に盛り、飾り用のローズマリーをのせて完成です。

ナシゴレン(1人あたり659kcal)

牛ひき肉は、タンパク質やヘム鉄、ビタミンBなどを豊富に含み、年齢の増加と共に起こる体力の低下を予防する効果が期待できます。
はちみつ料理に加えて、毎日のメニューの中で肉と魚の摂取割合を1対1にするように心がけるとよりバランスの取れた食事になるでしょう。

・材料(2人分)
ご飯 茶碗2杯分
牛ひき肉 100g
干し桜エビ 4g
玉ねぎ 1/4個
A 有機百科蜂蜜 大さじ2杯
A ナンブラー 小さじ2杯
A ケチャップ 小さじ2杯
A チリソース 小さじ5杯
塩こしょう 少々
卵 2個
レタス・トマト・きゅうり・高菜 適量
サラダ油 適量

・作り方
① 干し桜エビを細かく刻みます。玉ねぎは1cm角になるように切ります。
② レタスをちぎります。トマトはくし形切り、きゅうりは斜め薄切りにします。
③ フライパンにサラダ油をひき、牛ひき肉を炒めます。色が変わったら①を加えて炒めます。
④ ③にご飯をくわえて、更に炒め、Aを混ぜ合わせたタレを混ぜて炒めます。塩、こしょうで味付けを整えます。
⑤ 卵で目玉焼きを作ります。
⑥ 最後に器に④を盛り、②の野菜、⑤の目玉焼きを添えて、ざく切りにした高菜を飾ったら完成です。

手羽先のはちみつ甘酢煮(1人分あたり375kcal)

手羽先には、コラーゲンが豊富に含まれています。
コラーゲンは「ペプチド」に分解されて体内に吸収されますが、コラーゲンを作り出している線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成を促す効果があるのが手羽先です。

・材料(2人分)
そば蜂蜜 大さじ6杯
手羽先 8本
しょうが 1片
はちみつ酢 200ml
しょうゆ 200ml
だし汁 200ml
※はちみつ酢は発酵させたはちみつの酒をさらに発酵させて作り上げたお酢です。インターネットやスーパーで購入できます。

・作り方
① しょうがは皮をむいて薄切りにします。
② ①と残りの材料をすべて圧力鍋に入れて、強火にかけて、圧力鍋から勢いよく湯気が出てきたら弱火にかけて15~20分程度の加熱を加えます。

毎日の食事に取り入れられる、蜂蜜の効果的な食べ方

はちみつ

自然のエネルギーが多くつまっているはちみつは、毎日の食事に取り入れることがおすすめです。
料理に使うことで、毎日無理なく摂取することができます。
ここでは、効果的に毎日の食事に取り入れられる食べ方を紹介します。

はちみつを食べる時の量

はちみつは複数の糖分がふくまれているので、少量でも深みのあるおいしさを感じやすいです。
砂糖大さじ2杯に対して、はちみつ大さじ1杯程度の量で十分に甘さを感じられる量となります。

飲みものにそのまま使う

ホットドリンクならはちみつをそのまま入れて溶かすだけで楽しめます。
アイスドリンクの場合は、氷を入れる前に混ぜ合わせたり、ミキサーなどで混ぜると飲みものにしっかり溶け込んでよいでしょう。
ドリンクの種類にもよりますが、混ぜるはちみつの量の目安は一人分(コップ1杯)で大さじ1/2~1杯です。

料理の風味やコク付けに使う

はちみつはブドウ糖や果糖などの糖分はもちろん、有機酸やミネラルなど180種類以上の天然成分が含まれています。
これにより、甘みや酸味以外にも独特の風味があります。
料理の味付けに取り入れれば、その相乗効果で深いコクと味わいをプラスすることができます。

ふっくらご飯を炊くのに使う

お米3合に対して、はちみつ小さじ1杯を加えて炊飯すると、ご飯がふっくらとおいしく炊き上がります。
はちみつに含まれる果糖とブドウ糖が米に浸透して保水性を高めると共に、消化酵素のアミラーゼが米のでんぷんの一部を分解、麦芽糖に変えることで、うまみを引き出す効果があります。

肉を柔らかくジューシーにするのに使う

はちみつの主成分である果糖とブドウ糖は、高い浸透力を持っていると言われています。
肉料理にはちみつを使うことで、果糖とブドウ糖が肉の組織内に浸透、収縮を抑えるため、加熱しても肉を軟らかく仕上げることができます。
さらに、はちみつの糖分が加熱することで「カラメル化」し、肉の表面をコーティングします。
肉汁を閉じ込める効果があるので、ジューシーに仕上がります。

魚の臭みを抑えるのに使う

はちみつに含まれている有機酸の70%を占めているのがグルコン酸です。
これには、魚のにおいの元となる「アミン」を抑える働きがあります。
そのため、昔からサバやイワシなどの青魚を煮るときには、甘みを加えると共ににおい消しとして味噌や梅干しと併せて、はちみつが使用されてきました。

抗菌力で料理を痛みにくくするのに使う

はちみつは高い抗菌力を持っています。
特に樹木から集めた蜜を熟成する「甘露はちみつ」とニュージンラードのマヌカ花から採取される「マヌカはちみつ」は抗菌力が高く、細菌はほとんどいません。
はちみつが長期間保存できるのは、その強力な抗菌・殺菌力によるものです。
そのためはちみつを使った料理は傷みにくいので、お弁当のおかず作りにはうってつけです。
料理に上手く取り入れられない場合でも、先述のはちみつで炊いたご飯を入れたり、豚の生姜焼き等の肉料理を作る際にはちみつを使って焼くだけでも、ある程度の抗菌力で傷みを抑えることが期待できるでしょう。
サラダのドレッシングにはちみつを加えるのもおすすめです。
また、梅やかりんのはちみつ漬けなども長期間の保存が可能です。

プレゼントにも!厳選はちみつアイテムを紹介

はちみつ

パンに塗ったり、お菓子にあわせたりと昔からだれもが知っているはちみつ。
健康や美容に効果的なはちみつは、子どもから大人まで、老若男女を問わずプレゼントに適しています。
この記事では、はちみつがプレゼントにいい理由とおすすめの厳選はちみつアイテムをご紹介します。

はちみつがプレゼントに適している理由

はちみつは「自然が生んだ栄養食品」と言われています。
糖分が多く含まれているはちみつですが、胃腸へ負担をかけずにすぐにエネルギー源となるブドウ糖や果糖が占めているため、健康維持に繋がる食品として知られています。
また、ドリンクや料理の隠し味に使用することで無理なく摂取できるため、高齢者の栄養補給にも向いています。
さらに、砂糖と比べて低カロリーという特徴も持っています。

健康が気になるおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントに。
ダイエットがきになる女性へのプレゼントに。
料理の好きなお母さんへのプレゼントに。
上品な香りを楽しめるはちみつを贈ると喜ばれるでしょう。

ヒマワリはちみつ

ヒマワリはちみつは、ほのかな酸味で後味もすっきりした甘さです。
クセが少なく料理やレモネードなどのドリンクにも適しているため、使い勝手のいいはちみつです。

ローズマリーはちみつ

ローズマリーの花から採取したはちみつは、ハーブ系の爽やかで上品な香りと甘みが特徴です。
パンや紅茶だけではなく、サラダのドレッシングとしてもよく合います。

里山のとちはちみつ

とちの花から採取した、淡い色が綺麗な国産の「とちはちみつ」。
上品でやさしい香りと、マイルドな味わいが人気です。

マヌカはちみつ

爽やかな香りと独特のコクのある味わいが魅力です。
特にMG250+※以上の高品質のマヌカが使用されたものはプレゼントで喜ばれます。
※MG(メチオグリオキサール)とは、マヌカはちみつの有用性の程度を表している指標値です。特に「MG100+」以上のものが品質のよいはちみつとされています。

巣蜜

巣ごと切り出した贅沢な味わいを楽しめるのが巣蜜です。
見た目のインパクトもあるため、プレゼントで印象に残ります。
巣の中で熟成されたはちみつをミツバチがみつろうで蓋をした完熟はちみつの風味を、そのまま味わうことができます。

しょうがはちみつ漬け

国産の大しょうがを皮ごとスライスにしてはちみつ漬けにしたものです。
皮付きしょうがで身体がぽかぽか温まるので、冬のプレゼントに向いています。
しょうが紅茶やお湯割りの他、料理に使うとおいしく頂けます。

ゆずはちみつドリンク

特に、希釈タイプのゆずとはちみつのドリンクが場所をとらないためプレゼントにおすすめです。
ゆずを皮ごと絞り、はちみつに合わせた爽やかなドリンクです。
夏は冷水や炭酸水で、冬はお湯で割るとおいしく頂けます。

はちみつらっきょ漬け

シャキシャキとした歯触りの国産らっきょうを、熟成アカシアはちみつを使った甘酢に漬け込んだお惣菜です。
さわやかな風味で、高齢者にも人気です。

紀州南高梅のはちみつ梅干し

和歌山県産の大粒完熟南高梅を「はちみつ酢」やアカシアのはちみつなどでつけ込んだ梅干しです。
塩分8%のうす塩味で、はちみつの甘みが梅干しのおいしさを引き立てます。

プロポリス300

1球に75.6mgのプロポリスエキスを含有した錠剤です。
フラボノイド、ビタミン、ミネラルなど健康維持に大切な成分をバランスよく摂取できます。
プロポリスの味も気にせず飲める人気の商品です。

蜂蜜が風邪の予防に効果的な理由

はちみつは強力な殺菌作用を持っています。
このため、風邪やその他のウイルス、諸々のばい菌退治をこと、痛んで炎症を起こした粘膜を修復するなどの効果があると言われています。
この記事では、はちみつが風邪の予防に効果的な理由と摂取方法について紹介します。

はちみつを風邪の予防に摂取するのに効果的な時間帯

身体が細胞を修復して新しい細胞を生み出せる時間帯が夜22時から午前2時であることをご存知でしょうか。
これをふまえると、就寝前にはちみつを服用することが一番効果的だと言えます。
それから、朝やお腹が空いているタイミングで摂取すると栄養が吸収されやすいためおすすめです。

風邪やインフルエンザの予防になるはちみつの効果

はちみつは「活性ビタミンとミネラルの爆弾」と称されるほど栄養があります。
このはちみつとビタミンCを併せて摂取することで、風邪やインフルエンザの予防に繋がると言われています。
外食で食品添加物や炭水化物を摂取する機会の多い、身体に負担をかけまくっている現代人の場合、あらゆる不調を避けるためには必要な量のビタミンやミネラルを意識的に摂取することが大切です。
年齢や体調によってビタミンCやミネラルの適量は変わってきますが、目安としては成人の場合はビタミンCを1日2~8グラムを3~6回摂取、朝晩にはちみつをひとさじで風邪やインフルエンザ予防を実感したという声が多いです。
コツは喉の不調や寒気を感じたら、すかさずはちみつとビタミンCを増量して摂取することです。
古くから風邪予防として伝わっている「はちみつレモン」は、風邪に対してビタミンCとミネラルを併せて摂取できる効果的なドリンクであると言えます。

風邪の手当てになるはちみつの効果

風邪の予防だけではなく、いざ風邪をひいてしまってからもはちみつは効果があります。
風邪で寝込んだときのおすすめは、手作りイオン飲料の「はちみつ水」を飲むことです。
・はちみつ水の材料
天然はちみつ 大さじ1杯
水 250ml
天然塩 小さじ1/16杯~1/8杯
ビタミンC 小さじ1/8杯~1/4杯
※ビタミンCの原料がない場合は新鮮なレモン果汁 大さじ1/2杯でも代用可
・はちみつ水の作り方
① 分量のはちみつと水をあわせて、最小量の天然塩とビタミンCを加えて、材料が溶けるまでよくかき混ぜます。
② 味を見て、分量の範囲内で塩分と酸味の調整をして完成です。

また、仕事がひどく忙しい最中に体調を崩してしまい、翌日に休めない病院にも行けない、でも早く風邪を治したいといった場合にもはちみつは効果があったという声があがっています。
はちみつは耐性菌も退治する抗生物質で「飲む点滴」です。
病院に行くことができない場合には、はちみつとビタミンCを摂取して安静に身体を休めましょう。

風邪に効果的なはちみつの種類

アピセラピー(みつばち療法)を含めて、化学薬品や現代医療全盛前にはるか昔から薬とされていた素材(植物の精油や天然オイル、プロポリスなど)を使う療法の場合には、素材選びで大切なこつがあります。
それは、その素材を使う本人がそれを「心地よい」「好き」と感じられることです。
はちみつは種類が豊富ですので、「身体や気分が楽になっていきそうな感覚」を得られるはちみつを基準に探してみてください。

蜂蜜好きなら知っている、花によって異なる特徴と効能

はちは、花が持つエネルギーと生命力そのものを集めて、日々の食べものにかえて生きています。
素材が活かされて、それをさらに栄養価の高い食品に作り替えられたはちみつですが、花の種類によって特徴や効能は様々です。
この記事では、特徴的な効能で知られている主要なはちみつの花について紹介します。

そばや栗の花からできたはちみつ

そばや栗の花からできたはちみつは、色がくろいことが特徴です。
鉄分、亜鉛などのミネラルや、抗酸化作用があり血管を強くするフラボノイドが特に多く、貧血や高血圧、胃痛などの不調に効果的です。
血行や代謝を改善するためダイエット効果があるとも言われています。
また、妊娠中や育児中の栄養剤としてもよく勧められています。
そばは咳止めとして市販の咳止めよりも効果があったという実験結果もあります。
そばや栗の独特のクセがあるため、気になる方は同じ黒いはちみつで甘露蜜やコーヒーのはちみつを試すとよいでしょう。

ハーブの花からできたはちみつ

ユーカリ、ラベンダー、ローズマリー、セージ、リンデンといったハーブの花からできたはちみつは、抗菌力が高く、喉や気管支、胸の不調といった風邪の症状によいとされています。
中でもリンデンの花のはちみつは、ドイツやフランス、ロシアといったヨーロッパ各地で長く風邪薬とされてきました。
日本では、東洋のリンデンではる「シナノキ」のはちみつが採取できます。

アカシアからできたはちみつ

スーパ等、一般的に流通しているため入手しやすいはちみつです。
果糖が特に多いため、低GIで、血糖値調整に向いています。

菜の花からできたはちみつ

ドイツのはちみつ療法で用いられています。
鎮静効果、リラックス作用が強いとの報告があり、ストレスによく効くはちみつと言われています。

マヌカからできたはちみつ

一般的なはちみつの抗菌作用に加えて、メチルグリオキサール(MGO)と呼ばれるマヌカ特有の物質による強力な抗菌作用があります。
これにより、化膿止めやピロリ菌の予防効果が知られています。
MGOの量によって効能のグレードが決められており、MGO値が高いほど抗菌効果が高く、色が黒くなります。

ヘザーからできたはちみつ

鉄分が豊富なはちみつです。
腎臓や膀胱の不調に特に効果的で、尿の出をよくすると言われています。

甘露蜜からできたはちみつ

色が濃く、風味も濃厚なはちみつで、フランスやドイツでは「森のはちみつ」とも言われています。
花蜜から出来ている一般のはちみつとは異なり、樹木につく小さな昆虫たちが樹液を吸ってからだから分泌した甘い液をみつばちが集めてできたものです。
樹液を吸った昆虫が自分の酵素を加えてその液を分解、分泌し、さらにそれをみつばちが集めて酵素を加えるため、二重の酵素効果があります。
そのため、たんぱく質やアミノ酸、ミネラル、フラボノイド、有機酸などが通常のはちみつと比較して一段と豊富です。
その薬効も高く、ヨーロッパの特にドイツでは、最も好まれ貴重とされてきました。
また、はちみつ療法では他のはちみつとは分けて文献が作成されている事が多く、抗炎症効果、皮膚の再生効果、解毒作用、免疫強化作用、整調下剤作用などがあります。
花蜜ではありませんが、今後より活用が期待できるはちみつです。

はちみつは美容にも効果的。正しい使い方を解説

はちみつ

はちみつと聞くと口にする「内用」の効果が注目されていますが、実は外用でもはちみつは力を発揮します。
はちみつが持っている抗酸化作用や強い殺菌効果は、肌の上でも活躍できます。
さらに、この効果からはちみつは「美容にもよい」とされています。
この記事では、はちみつの美容効果について解説します。

はちみつは美容にも効果的

はちみつは、やけどや切り傷、日焼け跡といった肌のトラブルに効果があると言われています。
特にやけどや唇のあれは、はちみつが患部の水を吸い込む吸湿性で治すことができます。
化粧水に入れて混ぜることで効果を発揮することができます。
はちみつを化粧水に混ぜて「はちみつ化粧水」を作ることで、日焼けで痛んだ肌のケアができるとはちみつファンの間で広まっています。
また、簡単な方法として、綿棒で手のひらに少しだけはちみつを取って、少しだけ水を合わせて混ぜて、顔にのせる方法があります。
濃度を簡単に調整でき、ごく薄い化粧水も濃いめの美容液も手のひらで調節ができるためおすすめです。
綿棒を使って、にきびや吹き出物にはちみつをつけたら跡形なく治ったという事例もあります。
はちみつの美容キットを常備することで、夏の日焼け、冬の肌の乾燥に備えましょう。

はちみつの美容キット

・材料
天然はちみつ
綿棒
絆創膏
はちみつや綿棒、絆創膏を入れる容器
・はちみつ選びのポイント
天然はちみつは成分分析、残留農薬などの検査を経たことが確認できる、信頼できる販売所から入手したものであることが望ましいです。
本当に検査済みかどうか、その結果をホームページで公開していたり、問い合わせたら教えてくれたりする販売所もあります。
・綿棒選びのポイント
一般的なサイズ・堅さの綿棒でも問題ありませんが、切り傷や水ぶくれがある場合には先がふわっとした綿棒のほうが優しく手当てができます。
また、ベビー用の細いサイズは、鼻の奥まではちみつを行き届かせるのに便利です。
綿棒は種類が豊富ですので、好みのものを揃えましょう。
・絆創膏選びのポイント
絆創膏は、よく使うサイズと材質で好みのものを揃えましょう。
・容器選びのポイント
サイズが多く、開閉がしやすく、ふたの扱いが楽な万能つぼがおすすめです。
はちみつは光と空気に弱いため、密閉できる遮光瓶を使うのが基本。
透明の容器を用意した場合は、光の当たるカウンターの上に放置をするのではなく、キャビネットの中などの位場所に常温保管をしてください。
また、万能つぼは完全に密閉が出来ない容器ですので、はちみつを入れる場合にはこまめに使い切れるように小さいサイズを使って中身の回転をよくしましょう。

美容に効果的なにんにくのはちみつ漬け

はちみつ一合の中ににんにく4個を一ヶ月漬けておき、このエキスを常用します。
このにんにくはちみつは美容につかってもよいと言われており、肌の若返りに大変効果があると言われています。
注意点として、その分あまりにも多量に使ってしまうと肌に強すぎるので、薄めて使用してください。
また、にんにくは一年はちみつに漬けておくと臭いがすっかり抜けてべっこう色になり、そのまま食べてもおいしい状態になります。
家庭常備薬として漬けておくのがおすすめです。

蜂蜜はカロリーが高いのに太らない理由

はちみつは栄養豊富なカロリー源

はちみつと卵、どちらが栄養があると思いますか?
カロリーの上で比較をすると、はちみつは卵の約2倍半、牛乳の約6倍のカロリーを持っています。
主な食品の100グラム当たりのカロリーを比較するとはちみつのカロリーは高いことが一目瞭然です。
・はちみつ(356カロリー)
・イワシ(122カロリー)
・牛肉(133カロリー)
・卵(152カロリー)
・牛乳(58カロリー)
・キャベツ(18カロリー)
・トマト(13カロリー)
・リンゴ(43カロリー)
お茶碗に軽く一膳のごはんは約100キロカロリーと言われていますが、これと同じだけのカロリーを、はちみつ大さじ1杯で補うことができます。
日本人のおとな1人の1日の必要カロリー量を3000カロリーとすると、はちみつ850グラムで確保することができます。
もちろんはちみつだけで1日のカロリー量を満たすのは栄養が偏るため、タンパク質や脂質もとる必要がありますから、はちみつのような炭水化物の必要摂取量はもうすこし抑えることになります。
普段の食生活で栄養が不足している人にとって、はちみつは効率的に栄養分を摂取できる優良な食品ということになります。
例えばアメリカの学者ハイダックは、毎日1クオートの牛乳と100gのはちみつで3ヶ月生活できることを実証しました。
蜂蜜は消化器をわずらわすことなく100%吸収され、その吸収スピードも早いため、理想的なカロリー源であるといえます。
このため、毎日の食生活にはちみつを取り入れることは栄養面でとても効果的と言えます。

はちみつを食べても太らない?

特にアメリカで課題となっているのが、太りすぎです。
日本でも、食生活が豊かになりすぎた弊害として問題になりはじめ、肥満児対策という課題まで生まれてきています。
女性の間でも美容面から太りすぎには敏感となっており、「糖質カット」「ロウカロリー」といった商品が売れるようになりました。
はちみつはカロリーがとても高いため、ダイエットの面では落第なように思われがちですが、少しぐらい食べても不思議なことに太りません。
その秘密は、はちみつの成分にあります。
例えばレンゲのはちみつの成分は、下記のようになります。
・水分(21.01%)
・ブドウ糖(35.78%)
・果糖(36.58%)
・ショ糖(1.98%)
・粗タンパク質(0.21%)
・灰分(0.05%)
・その他(1.30パーセント)
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖ですが、果糖が主成分の半分を占めていることがポイントです。
一般的に、糖分が吸収されると血液の中に入り、肝臓へとはこばれてグリコーゲンという物質に変化します。
もしも炭水化物を余分にとって肝臓がそれをグリコーゲンにして蓄える限度を超えてしまうと、余った分は脂肪にかえられて蓄えられてしまいます。
甘いものをとりすぎると太る、と言われている理由はこのためです。
果糖は、最初の15分間はブドウ糖以外の全ての糖の中でいちばん早く吸収されるため、ほかの糖と違って血液中の糖分が多くなりすぎるといったことがありません。
シカゴ大学のシュルツ博士が実験により検証したはちみつの特徴です。
つまりはちみつは、身体が処理できる以上には血糖濃度を高めないようにできており、これは果糖がブドウ糖より吸収が少しおそいためできた血糖量性作用であると考えられています。
はちみつが糖分であるにも関わらず太らないのにはこういった理由があります。

食べるだけじゃない!はちみつシャンプーで天然素材を楽しもう

風呂

はちみつは食べるものだと考えている方が多いですが、はちみつの殺菌効果は外的効用でも活躍することができます。
余りもののはちみつや賞味期限が過ぎたはちみつは、シャンプー等のコスメに最適です。
この記事では、無添加の天然素材、はちみつを身体で実感できる手作りコスメの作り方について解説します。

はちみつのシャンプーとコンディショナー

材料さえあれば混ぜるだけで作れるのがはちみつシャンプーとコンディショナーです。
手作りならではの使用感を堪能しながら、毎日のヘアケアに活用しましょう。
・道具
ビーカー
小さじ
菜箸
保存用容器
・材料(シャンプー)
シャンプーベース 90ml
シダーウッド 4滴
オレンジ 4滴
ローズマリー 4滴
ローズマリーのはちみつ 小さじ1
・材料(コンディショナ-)
コンディショナーベース 90ml
サンダルウッド 2滴
ラベンダー 2滴
ローズマリー 3滴
ラベンダーのはちみつ 小さじ1
・作り方
① はちみつをビーカーに入れます。固い場合には、事前に湯煎しておきましょう。
② シャンプーまたはコンディショナーのベースをビーカーに加えて、精油を加え、菜箸でよくかき混ぜます。
③ 保存容器に入れて完成です。保存容器には日付を書いて、3ヶ月以内に使い切るように心がけましょう。

はちみつのクレイパック

簡単に作れて、甘い香りと使い心地がとてもよいパックです。
・道具
乳鉢セット
スプーン
小さじ
フェイスパック用シート
・材料
クレイ 大さじ1杯
フローラルウォーター 大さじ1杯
マヌカはちみつ 小さじ1杯
・作り方
① 乳鉢でクレイを削り、クレイの角をとります。
② フローラルウォーターを少しずつ加えて、よく混ぜ合わせます。
③ ある程度柔らかくなったら、はちみつを加えてさらによく混ぜ合わせます。
④ フェイスパック用シートをフローラルウォーターに浸して、広げて顔に乗せ、その上に塗っていきます。
⑤ 10分程度そのまま放置して、その後パックシートごと剥がし、軽く洗顔でクレイを洗い流して完了です。
シートがないときには直接顔に塗っても問題ありません。その際には強くこすらないように注意をしましょう。
また、作った物はその日のうちに使い切るように心がけてください。

はちみつのマスクウォッシュ

マヌカハニーには高い殺菌効果があり、口臭にも効果があります。
はちみつでエチケットを心がけることができます。
・道具
ビーカー
小さじ
菜箸
密閉容器
・材料
グリセリン 50ml
クローブ 3滴
ミルラ 2滴
オレンジ 3滴
レモン 3滴
ウォッカ 小さじ1杯
マヌカハニー 小さじ1杯
・作り方
① すべての材料をビーカーにいれて、菜箸で混ぜ合わせます。はちみつが固い場合には、事前に湯煎をしてから混ぜてください。
② ①でできあがったマウスウォッシュを密閉容器に入れます。
③ 使用する際には、①のマウスウォッシュをよく振ってから、小さじ1杯を目安に500ccの水で薄めてうがいをします。
マウスウォッシュは1週間程度で使い切るように作ってください。

手作りはちみつコスメの注意点

天然の素材を使用していますが、アレルギーがないか、きちんと肌にあうものであるかを事前に確認することが大切です。
使用の前にはひじの内側などに少量つけて、半日ほど様子をみるパッチテストを行い、安全を確認した上で使用するようにしましょう。

はちみつが熱や風邪に効く理由

はちみつ

甘くて美味しいはちみつには、豊富な栄養素が含まれています。
また、はちみつは古くからおびただしい数の効果があげられており、国によっては薬としても使われています。
この記事では、熱や風邪などにはちみつが効くと言われている理由と、効果について解説します。

はちみつは風邪の特効薬

はちみつは咳止めの特効薬として知られています。
ヨーロッパでは昔から、風邪にはちみつを用いる民間療法が伝えられてきています。
有名な歌手やアナウンサーではちみつを愛用している方が多くいますが、これものどを守るためです。
はちみつ125gとミョウバン25gを1リットルの水に混ぜたうがい薬は、喉に効果的だと言われています。
また、熱いミルクにはちみつをいれたものも、かれてしまった声の改善に効果があります。
なかなか熱がとれないときには、はちみつにレモンをつけたものをお湯にとかして数回にわけて飲むことで、早く熱をとることができます。

はちみつの風邪薬せきどめシロップ

はちみつを使った療法で有名な「バーモントの民間療法」でも、はちみつとレモンとグリセリンをまぜあわせて作った咳止めシロップが効果的であると紹介されています。
・作り方
1. レモン1個をまるごと十分煮た後、2つに切って絞り器を使って搾り取ります。
2. レモンの汁を大コップに入れて、大さじ2杯のグリセリンを加えます。
3. さらにコップがいっぱいになるまではちみつをいれたあと、よくこします。
・使い方
はちみつのせきどめシロップをせきの発作がおきるたびに小さじ1杯ずつ取ります。
よくかきまぜてから飲むのがポイントです。
多くのせきどめ薬は胃を悪くしてしまいますが、はちみつは胃にもよい効果があるため安心して飲むことができます。

神経痛やリューマチをなおすはちみつの効果

みつばちに刺させることで神経痛やリューマチを治すという民間療法はヨーロッパで古くから行われていますが、みつばちの毒針だけではなく、はちみつでも神経痛やリューマチへの効果が期待できます。
この場合には、患部に塗るのではなく毎日はちみつを飲んでいるだけで治すことができます。
はちみつのどのような成分によって神経痛やリューマチを治すことができるのかは解明中ではありますが、ビタミンC説やパントテン酸説、カリウム説など多くの説があります。

ガンに対するはちみつの効果

ガンの特効薬というのは出来ておらず、ガン発生のメカニズム自体が完全には分かっていない状況です。
はちみつでガンが治せたという臨床実験はまだありません。
しかし、はちみつがガンにきくかもしれないという信仰や迷信に近いものは、アメリカやヨーロッパの間で根強く残っています。
養蜂家に胃ガンが少ないという統計的事実もあり、はちみつを常用すれば胃ガンが防げると信じている学者もいます。
1912年に西ドイツの学者アントンが実施した職業別のガン発生率の調査では、ガンにかかる割合を数字で表したところ、1000人に対してのガン発生率が醸造業では4人、その他の業者でも2人程度だったとろ養蜂業者は0.3人と低い割合で注目を集めました。
また、フランスの学者アヴァスは、動物実験によってはちみつの制ガン作用を確認しています。
科学的根拠はまだありませんが、はちみつにはガンに対する何らかの効果が期待できるかもしれません。