はちみつの賞味期限は?気になる疑問の回答集

はちみつを買ったけれども使わずにしまっておいて、いざ使おうと思ったらなぜか固まっていた。賞味期限が心配。
そのような経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、はちみつを買った人が感じることの多い疑問について解説します。

はちみつの賞味期限は?

はちみつは、天然で純粋なものであれば正しい保存方法をしていたら腐ることはありません。
養蜂家の中では20年は食べられると考えられている人もいます。
ですが、採取したてと同じ風味で食べられる期間は3年程度とも言われています。
国産のはちみつは水分が多くさらに短くなるので、2年程度と考えておくとよいでしょう。

はちみつをおいしく保存する方法は?

はちみつが劣化しやすくなる原因は、直射日光と湿度です。
ガラスや陶器などの容器に入れて、しっかりふたをしめた上で、扉のついた棚の中など冷暗所にしまっておきましょう。
はちみつが結晶しない丁度いい温度は18~24度と言われています。
冷蔵庫に入れる必要はありません。

はちみつは加熱して食べても問題ない?

はちみつを加熱することはおすすめできません。
ミネラルなどの栄養分はあまり影響を受けませんが、ビタミン類は熱によって壊されてしまい、香りも飛んでしまう場合があります。
煮物などの風味づけとしてはちみつを使用したい場合は、なるべく調理の最後に加えるように心がけてください。

食べきれなかったはちみつはどう活用すればいい?

いろんな種類をたべたいと、ついはちみつをたくさん買い込んでしまい、余らせてしまう方も多いです。
風味が落ちてしまったはちみつは、そのまま食べずに調味料として使用するとよいでしょう。
甘さと深みを加えて、ミネラルも摂取することができます。

純粋なはちみつと精製はちみつは何が違う?

はちみつは、ミツバチが集めてきた木や花の蜜のみが原料です。
このはちみつを何も加工せずにそのまま瓶詰めしたものを、「はちみつ」「純粋はちみつ」と表示しています。
これに対して、みずあめに糖分を加えたものは「加糖はちみつ」、香りや色を取り除いたものを「精製はちみつ」と言います。
買い物の際には、ラベルをよく読んで買うようにしましょう。

はちみつはいつどのくらい食べるのが効果的?

はちみつは、体内に入ったらすぐにエネルギー源となることができます。
1日を頑張ろうという朝や、午後の仕事を乗り切るためのランチタイム、勉強前にもぴったりです。
そのまま一口食べてもいいですし、パンやホットケーキにかけて食べることで元気が出てきます。

砂糖とはちみつの違いは?

同じ甘さを含む食べ物である砂糖とはちみつですが、栄養素は異なります。
精製した上白糖と比較して、はちみつはビタミンやミネラルをバランスよく含んでいます。
また、はちみつはブドウ糖と果糖に分解されているため、食べたらすぐに血液中に移動することができます。
つまり脂肪になる前にエネルギー源になるため、内臓への負担が少なく、砂糖よりも太りにくいです。

はちみつの色が違うのはなぜ?

例えばアカシアのはちみつは淡く、クスノキのはちみつは極端に濃い色をしています。
この色の違いは、はちみつに含まれるミネラルが大きく関係しており、蜜源の花によって特徴づけられています。
色の淡いはちみつはマイルドな味、色の濃いはちみつは強い香りや風味を楽しめるので、食べ比べてみてください。

はちみつが美容にいいと言われている理由

はちみつは美容に効果的と言われていますが、その理由は成分にあります。
栄養学が進歩するにつれて、健康を保つためにはビタミンだけではなく複数のミネラルを摂取することが必要だと判明してきました。
特にヨーロッパやアメリカではミネラルを重視しており、美容や健康維持のためにはビタミンよりカリウムが必要だという研究もあります。
この記事では、ビタミンだけではないはちみつに含まれる豊富なミネラルと美容効果について解説します。

はちみつはミネラル豊富

ビタミンをどんなにふんだんに摂取しても、ミネラルが不足していては十分な効果を発揮できずに、ビタミンはそのまま体外に排泄されてしまいます。
昔と異なり現在ではミネラルがビタミンや炭水化物、脂肪、タンパク質と並んで五大栄養素の一つとされているのはこのためです。
この観点からも、はちみつはとても理想的な配合をしています。
はちみつに含まれる主なミネラルと効果は下記の通りですが、人間が健康維持に必要なミネラルのほとんどが含まれています。
・カルシウム
骨と歯を造り、活力と長寿のはたらきがある。
・鉄
ヘモグロビンを形成するはたらきがある。
・銅
ヘモグロビン形成の際、鉄と協力するはたらきがある。
・マンガン
生殖と成長の正常化のはたらきがある。
・硫黄
髪や毛の発育のはたらきがある。
・カリウム
心臓や筋肉機能を調節するはたらきがある。
・塩素
胃液中の塩酸分泌を推進するはたらきがある。
・ナトリウム
心臓や筋肉機能を調節するはたらきがある。
・珪酸
皮膚に弾力感をもたせるはたらきがある。
・マグネシウム
神経興奮の抑制や炭水化物の代謝のはたらきがある。
・珪素
皮膚に弾力感をもたせるはたらきがある。

はちみつに含まれるミネラルの造血作用

はちみつにふくまれるミネラルの中で、特に注目されているのが銅と鉄です。
はちみつは古来より、造血作用があることで知られています。
血液中のヘモグロビンは酵素を身体の中の隅々まで運搬する役目をはたしており、運搬される酵素は代謝を高める美容効果が期待できます。
このヘモグロビンは鉄がなければ生まれることはありません。
また、最近の研究では鉄だけではなく葉酸や銅もないとヘモグロビンは形成できないことが判明しています。
この点、はちみつの中には鉄も銅も葉酸もふくまれているため、造血作用が高いと言えます。

はちみつに含まれるミネラルの虫歯予防作用

はちみつにはカルシウムが多く含まれています。
甘い物を食べると虫歯になると言われていますが、これは甘い物を食べると体内でカルシウムを燃焼するためです。
また、口の中の細菌も甘い物によって繁殖すると言われています。
これに対して、はちみつはそれ自体にカルシウムを持っているため虫歯の原因にはならず、はちみつは虫歯を防ぐという実験もあります。
有名な実験は、一方のグループにははちみつを、もう一方のグループには精製糖を六週間与え続けたものです。
この結果、はちみつを与えられたグループでは虫歯になったものは一人もいなく、精製糖を与えられたグループのうち7割以上が虫歯にかかったという事実があります。
はちみつにはカルシウムがあり、また強い殺菌力があるためであると考えられています。
歯の健康も美容の1つとして注目されている今、はちみつの虫歯予防効果は見過ごせません。

王様にも愛された蜂蜜酒の作り方

古代ギリシャ、ローマの頃から人々は、はちみつでアルコール飲料を作っていました。
英語で「ミード」と呼ばれるはちみつ酒です。
1100年頃、古英語で記載された「ベーオウルフ」では、ミードは王と領地をもつ自由民のみに許された飲み物であるとされています。

はちみつ酒ミードとは

古英語かのmeoduからきているミードは、はちみつと水、あるいははちみつと水と穀物を発酵させてつくるお酒です。
長時間はちみつと水を放置しておけば、空中を漂う天然の酵素がはちみつ水の中に落ちて発酵が起こるため、自然にできあがります。
ミードは人類最古のアルコール飲料とも言われています。
古代文化において重要な役割を果たしており、神々からの贈り物とも考えられていました。
そのため、儀式の供物や新神酒として頻繁に使われてきました。
ヨーロッパでミードは今でも伝統的な飲み物として人気があり、多くの祭りで飲まれ、ルネサンスを再現する催しでも見かけられます。

はちみつ酒ミードの作り方

ここでは、1669年にメテグリー・ケネルム・ディグビー勲爵士によって記された製造法を紹介します。
1.28リットルの水にはちみつ8リットル、これをよく混ぜて火にかけて煮ます。
2.パセリの根とフェンネルの根を3本とってきれいに洗い、切り刻み、煮汁に入れて一緒に煮込みます。
3.煮立てている間ていねいにあくを取り、あくがでなくなれば煮込みは完了です。
4.鍋を火から下ろし、翌日まで冷まします。
5.蓋付きの容器に移し、良質のイーストを200ミリリットルとクローブをごく少量砕いて麻の布に包んだものを加えて、蓋をすれば2週間で完成です。
長くおくほどよりよいはちみつ酒になります。

果実のはちみつ酒

四季折々の果物と天然のはちみつは、お酒づくりでも絶妙のコンビになります。
はちみつの強い浸透力によって果実と混合し、深みとコクのあるお酒ができあがります。
また、はちみつと果実はどちらも身体を健康的に保てるアルカリ性食品のため、健康食品としても理想的です。
・作り方の7つのポイント
① 果実は新鮮で熟しすぎていない固めのものを選びます。
② 35度のホワイトリカーを用意します。
③ 果実は水洗いをして、水気を丁寧にふきとります。
④ 密閉の広口ビンを用意し、キレイに洗って熱湯消毒して乾かします。
⑤ 酸味の少ない果実を使う際には、レモンを入れて酸味を補充します。
⑥ 熟成期間は冷蔵庫に入れずに、冷暗所に置きます。
⑦ 濁りが出た際には、布でこして別のビンにいれて保存します。

さくらんぼのはちみつ酒の作り方

・材料
さくらんぼ 300g
レモン 2個
はちみつ 2/3カップ
ホワイトリカー 0.9リットル
・作り方
① さくらんぼは水洗いをしてペーパータオルで水気をきります。レモンは皮をむいて、輪切りにします。
② 広口ビンに①を入れて、はちみつとホワイトリカーを加えます。
③ 2ヶ月後に果実を引き上げて、さらに1ヶ月保存して熟成させて完成です。

かりんのはちみつ酒の作り方

・材料
かりん 1kg
はちみつ 3/4カップ
ホワイトリカー 1.8リットル
・作り方
① かりんは黄色くて香りの強い物を用意してください。皮をよく水洗いし、ペーパータオルで水気をふきとった後、皮つきのまま7ミリの厚さに切ります。
② 広口ビンに入れて、はちみつとホワイトリカーを加えます。
③ 5~6ヶ月おいて熟成させ、果実を取り出して完成です。

知っておきたい蜂蜜の種類分けと価値

はちみつ

はちみつにはどのような種類があるのでしょうか。
はちみつにあまり関心のない人は、はちみつと言えば何でも同じだろうと考えますが、実は同じはちみつでもピンキリです。
この記事では、知っておきたいはちみつの種類と効果について解説します。

はちみつの分類方法

昔の日本ではちみつは、石蜜や木蜜や家蜜といったはちみつがとれた場所によって分類されてきました。
しかし、今日の常識では、同じ土地でとれたものなら木の洞穴でも崖の岩穴でも、蜜源の植物が同じだと考えられるため場所による分類は曖昧になっています。
世界各国で広く行われている分類方法は、どのような花からとれたはちみつかという、蜜源植物の種類による分類です。
例としては、レンゲ蜜やアカシア蜜、ソバ蜜といったものが有名です。
この分類は、古来行われていた場所による分類とは違って根拠があります。
具体的には、レンゲ蜜とアカシア蜜では味も香りも異なり、見た目の色も異なります。
また、はちみつの成分も蜜源植物によって少しずつ違いがあります。

はちみつはピンからキリまである

はちみつは蜜源によって主成分が異なります。
例えばレンゲ蜜はブドウ糖と果糖が等しい量ですが、ナタネ蜜はブドウ糖のほうが多く、アカシア蜜は果糖のほうが多いです。
また、クリ、ソバ、ボタイジュといった色の濃いはちみつは、ミネラルが多く含まれています。
普段レンゲ蜜やアカシア蜜のはちみつを食べている人がクリ蜜をたべると、味がかなり違うことが分かるでしょう。
このような花によるはちみつの違いは、例えばタイやイワシやマグロが、同じ魚でも種類によって味が異なることと同じように考えられます。
魚が種類によって格付けされるのと同じように、はちみつも花の種類によって等級があります。
レンゲ蜜やアカシア蜜は最高級と言われていますが、ナタネ蜜やマロニエ蜜は中級、シナノキ蜜になると下級、クリ蜜は最下級で一般的には流通せずにみつばちの餌として利用されています。

はちみつの価値は国によっても異なる

魚のタイとイワシの価値が、日本とアメリカやヨーロッパを比較すると逆転することをご存知でしょうか。
これと同様に、はちみつの価値も、異国にいくと逆転することがあります。
例えば、ボダイジュのはちみつは日本ではクセや臭いが強いため不人気ですが、ドイツやロシアでは最高級品とされています。
また、ソバのはちみつも日本では不人気ですが、フランスでは料理に多く活用されています。
逆に日本では人気のナタネ蜜は、ヨーロッパでは不人気でみつばちの餌としてしか活用されていません。
この違いは好みもありますが、ヨーロッパやアメリカでは香りが強いものが好まれ、日本では香りが強いものは嫌われるといった傾向があります。

産地が変われば価値も品質も変わる

はちみつを花の種類によって分類するのは世界共通ですが、価値については国際的に通用するものであはりません。
その理由の1つとして、日本にはある蜜源植物がヨーロッパにはない、またはその逆も多いことがあげられます。
このため、はちみつの国際取引は花の名前だけでは商談は簡単にはまとまりません。
また、同じ名前で同じ蜜源植物からとったはちみつでも、国によって品質も異なります。
気候風土の関係もありますが、採蜜法の違いが大きいです。
レンゲ蜜やクローバー蜜は、種類毎にきめ細かいな採蜜を行っている日本のほうが、ヨーロッパより純粋な味を楽しむことができます。

疲労回復にも!はちみつの優れた効果

はちみつは、昔から胃潰瘍や便秘など、多くの薬効があると言われてきました。
中には科学的根拠は解明されていないけれども実例はある、科学と迷信の間に位置づけされているものもあります。
この記事では、そんなはちみつの効果効能について解説します。

はちみつの鎮静作用

はちみつは、不老長寿を求めていた菜食主義者に古来愛されてきた食べ物でもあります。
ピタゴラスの定理で有名な古来ギリシアの哲学者、ピタゴラスは菜食主義に近い考えを持ち、「単純な食事こそ長生きの秘訣。そしてその中で最も優れているのは、はちみつである」という信念のもと、単純な食生活を実施してきました。
その結果彼は、90歳まで生きたと言われています。
ピタゴラス以外の学者の間でも、はちみつには精神の安定をもたらし知的活動を促進する効能があるという考え方が古代社会では伝わっていました。
空想的でもある古代人の考え方ですが、はちみつに鎮静作用があることは事実です。
眠れない時にはちみつを1杯摂取することで眠れることは多くの研究で実証されています。
また、アメリカのルッティンガー博士が行った乳幼児にはちみつを与える研究では、乳幼児のイライラがはちみつで改善できることを確認しています。

はちみつの回春効果

はちみつがセックスと関係あると耳にすると驚かれる方が多いですが、はちみつの回春効果は昔から言われてきています。
ハネムーンの起源が、新婦新郎が1ヶ月間はちみつで作ったお酒を飲むことからきているのをご存知でしょうか。
この風習も本来はセックスと関係のあるものだったという一説もあります。
はちみつの回春効果は科学的に解明されてはいませんが、はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖が短時間に血液に入ってスタミナを回復できるため、その結果セックスの能力も高まるのではないかと考えられています。
また、イタリアの学者世セロナらは、はちみつが20単位の発情物質を含んでいることを発見しており、はちみつそのものに効果があるとも言われています。

はちみつの肝臓病への効果

肝臓病は近年増えている病気です。
デンマークの医学者ラーセンは、泥酔者にはちみつを飲ませたところ、短時間に酔いからさめて正常な意識に戻ることを実験で確認し、はちみつに強肝作用があることを裏付けました。
また、ルーマニアの学者スタンボリューは、被験者100人を超える大規模な臨床実験を実施しています。124人の患者の肝臓疾患をはちみつによって全快させたというもので、信憑性が高いとされています。
はちみつに含まれるコリンやパンという強肝物質によるものと言われています。

はちみつの血圧を下げる効果

はちみつに含まれているコリンという成分は、血管のあかであるコレステロールを除去し、高血圧を防ぐ働きを持っています。
また、はちみつに含まれるミネラルの中でもずば抜けて豊富なカリウムは、食塩をとりすてぎて高くなった血圧を下げることができます。

はちみつの駆虫効果

はちみつに駆虫作用があるということは、中国の古い文献でも伝えられており、漢方でもはちみつを使った駆虫薬があります。
はちみつで虫がくだるというのは迷信のように感じられますが、集団実験により効果が実証されています。
岐阜県の小学校で200人の小学生を対象にはちみつによる駆虫実験を行い、はちみつをのむグループには回虫の卵がゼロになったがはちみつを飲まないグループは最後までは陽性のものが最後まで残った結果が出ています。

マヌカはちみつって?特徴と効果を解説

日本からまっすぐ赤道にむかうとあるのがニュージーランドです。
北と南の2つの島からなるこの国は大自然に溢れています。
そんな強くたくましい土地から採取されるオリジナリティのあるはちみつの1つが、マヌカです。この記事では、マヌカはちみつについて解説します。

ニュージーランドのはちみつマヌカ

オセアニアにあるニュージーランドは、人工よりも羊や牛の数が上回るくらいに酪農が盛んな国です。
広い牧場がある一方、あちこちに巨木や独特な色を持つ花が咲き乱れています。
そんな自然豊かな島では、はちみつの採取量の多さが特出しています。
みつばちの数がとにかく多く、巣箱を置けば置くだけどんどん蜜を集めてくるとも言われています。
自然の恵みにあふれたニュージーランドのはちみつを語るのに外せないのが、マヌカはちみつです。
白く小さな花から取れるこのはちみつは、原住民であるマオリ族が昔から民間療法として用いてきました。
世界中でもニュージーランド地方でしかとれない貴重なはちみつのため高価です。

マヌカはちみつの特徴

マヌカのはちみつは濃い褐色をしていて、クセのあるスパイシーな風味とキャラメルのような味が特徴です。
その風味の強さのためにおいしいかどうかは評価が分かれており、日本人でも苦手とする方は多いです。
一方、身体にいいという点ではマイナス評価をつける人はいません。
薬効にかけては、多くのはちみつの中でもナンバーワンといっても過言ではありません。

マヌカはちみつの薬効

蜜源植物のマヌカは、ニュージーランドのみに生えているフトモモ科の樹木です。
マヌカを蜜源とするはちみつに薬効があることは、源氏住民で古くから知られていました。
特に抗菌と殺菌効果が顕著で、傷薬としても重宝されています。
先住民の中ではマヌカは「復活の木」とも呼ばれていたそうです。
また、マヌカはちみつは薬効で学問的な裏づけもあります。
ニュージーランドの研究では、マヌカはちみつだけにしかない独特な抗菌作用が確認されています。
この力が胃潰瘍の大きな原因であるヘリコバクター・ピロリ菌に対して特によく作用すると発表されました。
ピロリ菌の殺菌は胃ガン予防にも繋がるため、世界中から大きな注目を集めています。

マヌカはちみつの効果の指標

マヌカはちみつのどの成分がいいのかはまだ特定されていません。
ですが、抗菌活性の強さを示すUMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)という単位がマヌカはちみつには使用されています。
UMFの高いマヌカはちみつはニュージーランドの病院でも使用されており、薬効が認められています。

マヌカはちみつの効果的な使い方

マヌカはちみつは小さじ1杯半を朝晩なめるだけで効果的に摂取することができます。
胃の調子を整えるだけではなく、口の中の消毒にもなります。
そのままなめるのは味が苦手、という方には、料理や飲み物に混ぜるのがおすすめです。
料理は、タレやソースの隠し味に使うとコクがでてよいでしょう。
飲み物は、溶けやすい紅茶やハーブティーがよく利用されています。
また、スイーツはゼリーなどの冷たいデザートや味の濃い焼き菓子に混ぜることで、自然な味わいと風味になります。
マヌカはちみつはピロリ菌への効果が抜群で医療にも活用されるにも関わらず、家庭で取り入れられる貴重な調味料です。隠し味に使ってみてください。

はちみつはどこで買えばいいの?人気のお店ラベイユのこだわり

はちみつが一般的なものとなった現代、はちみつはコンビニやスーパー、ネットショッピングでも買えるようになりました。
しかし、純度の高いはちみつの判別は難しく、偽物のはちみつがニュースになったこともあります。
では、いいはちみつを買いたい場合にはどこに行けばいいのでしょうか?
この記事では、こだわり抜いたはちみつを販売することで人気のお店ラベイユについて紹介します。

はちみつ販売店ラベイユのコンセプト

はちみつの販売店で知られているラベイユは、様々な国から集めたあらゆる種類のはちみつを販売しています。
お店のコンセプトは「世界中からおいしいはちみつを」。
特に大切にしているのは、安心して楽しみながら商品を選べることです。
お店には並んでいるはちみつのビンの1つ1つには、産地がどの国のどのような場所で、どのような養蜂家が採取しているかといった情報が明記されています。
また、商品ラベルが透明で店内のインテリアも真っ白なため、はちみつの色の違いも正しく確認することができます。

ラベイユの厳選したはちみつ

ラベイユでは、本当にいいはちみつだと実感できるものだけを店頭に並べるための工夫をしています。
それは、養蜂家と取引をする際に、必ず現地まで足を運んで、蜜を採取している本人と顔合わせをすることです。
また、養蜂作業も確認して、はちみつのことや食べ物のことなどの質問を通じていい養蜂家だと判断できる人のみと取引をしています。
一番安心できるはちみつの買い方は直接養蜂家から購入することですので、ラベイユがそれを代行してくれていると考えればよいでしょう。
このように選ばれたはちみつなので、店頭では販売員が自信をもってすすめています。

ラベイユ社長の信念

ラベイユの棚に並ぶはちみつは、社長が直接養蜂家に会い、納得いくまで確認して選んでいます。
いいなと思ったはちみつや養蜂家がいたら最初にサンプルを送ってもらい、更にアンケートにも回答してもらいます。
そこで更に興味を惹かれたら現地に見に行き、必ず3日間は共に生活しています。
ひとつでも疑念を感じたら、絶対に取引をしていません。
社長がお店を通じて伝えたいのは、はちみつを選ぶことの楽しさ。そして、合わせる食材や用途別に使い分けることです。
昔はチーズといえばプロセスチーズしかありませんでしたが、今はブルーチーズなどあらゆる種類のチーズが食卓になじむようになりました。
それと同様に、日本でも個性的で風味豊かなはちみつが広まるように、深いはちみつ文化が根付くことを理想としています。

ラベイユでおすすめのはちみつ

ラベイユでは紹介しきれないほどのはちみつが店頭にならんでいます。
その中でも人気のはちみつを3つ紹介します。
・ロマラン
お菓子や料理に幅広く使われている、南フランス産のローズマリーのはちみつです。
なめらかな口当たりと控えめなハーブの香り、ほっこりとした甘みを感じることができます。
・リネモロ
スペインの日差しを浴びて育ったレモンのはちみつです。
柑橘系の果実のような酸味が感じられます。
フルーツのはちみつの中でも香りがつよく、スコーンとの組み合わせが絶品です。
・アカシア
イタリア産のアカシアは、日本とは異なり水分が少なめでコクと濃縮感があります。
強すぎない甘み、やわらかい花の香り、樹木を思わせる渋みを感じることができ、ワインにぴったりです。

ミツバチが集める花粉は奇跡の食品!

ミツバチにとって、花粉は「食物」です。
はちみつはエネルギー源ですが、それ以外のすべての栄養源をこの花粉に頼っています。
また、赤ちゃんばちや女王ばちが食べているローヤルゼリーも減量は花粉です。
この記事では、ミツバチが生きるために必須としている栄養満点な「花粉」について解説します。

花粉からできる「はちパン」と「はちミルク」

花粉は、花のおしべにできる生殖細胞です。
ミツバチは、この花粉を集めて巣に蓄え、発酵させることで「はちパン」と呼ばれる食物を作っています。
また、そのはちパンをもとにして作られている女王ばちや赤ちゃん専用の食物が、「はちミルク」とも呼ばれるローヤルゼリーです。
人間はたんぱく質源として牛乳を飲みますが、ミツバチ達は、草原に牛を飼って乳搾りをする代わりに、自分たちの身体を作るたんぱく質として、花から花粉を集めて材料にしてはちパンやはちミルクを作っています。
はちパンは、成長した大人ばちが食べるものです。植物性のたんぱく食品で、主成分は上質の植物性たんぱく質とアミノ酸です。
また、その他に各種ビタミン、ミネラル、有機酸、ポリフェノール、酵素、脂質、炭水化物、食物繊維などがバランスよく含まれています。
対してはちミルクは、赤ちゃんと女王ばちが食べます。
働きばちの身体によって、はちパンが動物性のたんぱく食品に作り替えられたものです。

花粉は抗アレルギー食品

最近では、働きばちが巣に持ち帰った団子状の花粉を集めて、そのまま乾燥させて、瓶詰めや袋詰めにしたものがはちみつ専門店や自然健康食品店で販売されています。
日本では「花粉」「ポーレン」といった名称で売られています。
花粉の効用のポイントは大きく2つあります。
1つ目は、花粉が人が必要とするあらゆる栄養素を凝縮している食品で、基礎体力や増血作用を増強できる効果があることです。
そして2つ目は、アレルギー性の鼻炎やぜんそくといった症状が、治癒され緩和できるということです。
花粉症の方が花粉を食べるというのは怖いと思われるかもしれませんが、ミツバチが扱う花粉が花粉症の薬となるという研究は数多く存在しています。
スギ花粉のように風媒体ではなく、「ポーレン」のような虫媒体の花粉は、体内でアレルギー反応を起こさないとも言われています。
天然はちみつを食べるだけでも花粉症が軽減されたという事例も少なくないため、花粉を多めに含んでいる天然はちみつを探すことから始めてみるのもよいでしょう。

「奇跡の食品」と言われる花粉の服用

直りづらい不調に対しての療法の要であるはちみつに、花粉や花粉が素のローヤルゼリーを加えるといった手法があります。
炎症などで痛んだ箇所に、花粉やローヤルゼリーでビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの物質や、炭水化物、脂肪酸などのたんぱく源といったからだを動かすために不可欠な栄養素を集中的に投入するのです。
例えば外用なら、鼻炎ややけどに水で薄めたローヤルゼリーを塗る方法があります。
内服の場合も同様に、胃腸や大腸炎といった病気の様々な症状が、花粉やローヤルゼリーを食べることで改善した例があります。
はちたちは、からだが作られる摂理にそって素材を手に入れ、命をつなぐための食品を自らの力で作り出しています。
不調に苦しめられていてほかに方法がないと感じている場合は、みつばちが生きるために生み出した食べものを薬として試して助けを借りてみる価値があります。

養蜂の歴史からわかるミツバチの役割

はちみつは今でこそ当たり前のように食卓に登場しますが、その歴史はとても古いです。
この記事では、美味しいはちみつのルーツを紹介します。

はちみつの歴史は紀元前から

はちみつは栄養価値が高く、また美味しいため、紀元前から人類が口にしていたと言われています。
歴史の記録に残された中でもっとも古いのは、紀元前6000年。スペインのバレンシア地方、アラーニャ洞窟にある壁画です。
崖の上にある蜂の巣を、縄ばしごを使って採取する様子が描かれており、紀元前からハニーハンティングをしていたことがうかがえます。
このような壁画が、南アフリカやインド等で発見されています。
さらに、古代エジプト時代の寺院から出土した絵には養蜂の様子が描かれており、その頃から養蜂が職業として成立していたと考えられています。
紀元前3000年には巣箱を用いた飼育型の養蜂が行われていたようです。

紀元前からはちみつは「天から舞い降りた霜」

ギリシャの哲学者であるアリストテレス(紀元前384~紀元前382)は動物誌に面白い言葉を残しています。
「はちみつは天から舞い降りた霜である。ことに星がのぼるとき、虹がかかるとき、その霜は増す」という詩的な言葉です。
動物誌に限らず博物誌や薬物詩でもはちみつに関する記述がされており、当時からはちみつの効能が注目されていたと考えられます。
ヨーロッパから南北アメリカやオーストラリアに移住する民族によってミツバチが受け継がれたため、中世以降は、南アフリカやインドから、北ヨーロッパやロシア方面へと養蜂が広がっていきました。
1850年以降には巣箱や遠心分離機が発明され、養蜂技術は更に盛んなものになりました。
このように養蜂が世界的に広められた結果、現在では世界中のほとんどの地域でみつばちによる養蜂が行われています。

民間療法に使われていたはちみつ

はちみつは栄養価が高いだけではなく、有用性も高いことから、太古より民間療法にも用いられてきました。
記録として残っているものに、ユーフラテス川流域に住んでいるシュメール人の遺跡から出土した記述があります。
紀元前2000年頃の土版には、皮膚感染症についてはちみつが書かれていると言われています。

また、紀元前1550年のエジプトの記述には、はちみつを使用する例が記載されています。
その中には脱毛、衣擦れ、やけど、膿などにはちみつを活用する方法が含まれています。
はちみつが栄養源や食料だけではなく、医療にも盛んに使用されていたことが分かります。

さらに、紀元前1000年頃のインドの記述では「外見を美しくするために、脳の栄養のために、そして体を強化するために、はちみつを摂らせなさい」と書かれており、当時からはちみつが美容効果としても関心を寄せられていたことが判明しています。

エジプトから世界へ広まったはちみつの役割

エジプトのはちみつ活用法が古代ギリシャへと渡り、紀元前400年に医療の父とも呼ばれたヒポクラテスは「痛みを治し、唇の堅さを柔らかくして、化膿症炎症と持続する痛みを癒やす」とはちみつを絶賛しています。
また、痛みを癒やす「オキシメル(はちみつと酢)」や熱による渇きを治す「イドロメル(はちみつと水)についても書き残されています。

アジアでは中国で紀元前200年頃の遺書にはちみつの効用が記されています。

歴史の中ではちみつの効果は認められ、着実に広まっていきました。

はちみつの保存方法と結晶化した場合の使い方

はちみつ

はちみつは果糖とブドウ糖が多く含まれていることから、扱いを誤ってしまうと結晶化が進んでしまいます。
ここでは、はちみつの正しい保存方法と、結晶化してしまったはちみつの上手な使い方を紹介しまいます。

はちみつの正しい保存方法

はちみつの正しい保存方法は、しっかりと蓋をした上で暗所に常温で保存することです。

はちみつは、45度を超えると色や香り、大切な栄養素などが破壊されてしまうと言われています。
そのため、養蜂場ではすべての行程において、はちみつの温度を保管時には20度に、瓶詰めの際にも45度以下に保つといった工夫をしています。

家庭では細かな温度調整は難しいですが、しっかりと蓋をしめて、直射日光や高温多湿を避けて、常温で保存をすることがおすすめです。
また、冷蔵庫に保存することで日持ちがすると誤った認識をされることが多いですが、冷蔵庫に保存をすると結晶化が進みやすくなってしまいます。

はちみつの賞味期限

はちみつは、保存状態さえ良ければ何年でも品質を保つことができます。
一方で、誤った保存方法で状態を悪くしてしまったり、加熱を繰り返してしまったりすると、短期間でも風味が失われてしまいます。
そのため、養蜂場では仮として2年を賞味期限の設定にしていることが多いです。
開封後には吸湿しないようにしっかり蓋をして、素人保管である以上はなるべく早めに食べた方がいいでしょう。
また、本物のはちみつは保存中にどうしても結晶化してしまうことがありますが、品質には問題ありません。

はちみつが結晶化する理由

はちみつの結晶の主な要因は、はちみつの中にある花粉粒子を核にしてブドウ糖が固まってしまうためです。
花粉などの微量栄養素が多ければ多いほど、またブドウ糖の比率が高いほど、結晶化しやすくなります。
結晶しても風味や成分は変わらないため心配はいりませんが、使いにくいときには上手に溶かして使う必要があります。

結晶化したはちみつの溶かし方

① 結晶したはちみつが入っている容器がゆったり入るくらいのボウルや鍋を準備します。
45度程度(お風呂よりも少し熱い程度)のお湯を入れて、はちみつの容器の蓋は開けた上でそっと中に入れます。

② はちみつをかき混ぜながら、ゆっくりと溶かしていきます。
はちみつの温度が高くなりすぎてしまうと、香りや栄養成分が壊れて風味が損なわれることがあるので温度は都度確認して十分に注意しましょう。

保存瓶が入ったままの状態で説明をしましたが、使う分だけを小さな容器に取り出して溶かすことで、短時間で楽に溶かすことができます。

結晶化しやすいはちみつとしにくいはちみつ

はちみつは果糖とブドウ糖の割合や保存温度、結晶核となるような粒子(花粉など)の存在などの条件によって結晶のしやすさが違ってきます。
はちみつを結晶しやすい順番に並べると、下記のようになります。

【結晶しやすい】
菜の花
ひまわり
オレンジ
れんげ
クローバー
百花
そば
コーヒー
とち
ローズマリー
マヌカ
甘露はちみつ
アカシア
【結晶しにくい】

はちみつは結晶化しても問題はありませんが、溶かす時に温めることになるため栄養素が破壊されてしまう懸念があります。
なるべく結晶化しにくいはちみつを選ぶことで、長く楽しむことができます。