蜂蜜とは、腐らない食品として有名ですが、
一体どのような状態で保存するのがベストなのか
あまり知られていないのが現状です。
私も、調べる前までは蜂蜜を冷蔵庫に保存していて、
よく固まった蜂蜜を無理やり絞り出して食べていた記憶があります。
決して安く手に入らない蜂蜜、
せっかく手に入れた蜂蜜が腐らないとはいえ、
鮮度や味を落としたくない方も多いと思います。
今回は、蜂蜜の基本的な保存方法や
食べきる目安の期間などをご紹介します。
なぜ腐らないのか
蜂蜜は、昔から腐らない商品と言われてきました。
それは、蜂蜜本来の成分に意味があるそうです。
蜂蜜には殺菌作用があり、人にとっても健康食品となっていますが、
蜂蜜自体も自分で自分を殺菌できるので、腐りません。
また、水分が少ない食品のため、菌が繁殖することもなく、
現状をキープできる力があるとされています。
ですが、やはり何年もたったものは味も落ちてしまい、
蜂蜜本来の美味しさはだんだんと無くなってきてしまうものです。
できれば2.3年のうちに食べきるのが美味しく食べる秘訣かと思います。
ベストな保存方法
蜂蜜は、開封後でも保存さえしっかりしておけば
何年も美味しく味わうことができる食品です。
基本的には常温保存ですが、湿気の少ないところだと
さらに風味を落とさずに保存することができるそうです。
冷蔵庫で保存してしまうと、蜂蜜の成分が固まってしまい、
実際に使う際に、蜂蜜を溶かす作業から始めなければいけないので
時間がかかってしまいます。
夏の暑い日でも常温でしっかりと保存することができますので
冷蔵庫に入れるのは控えましょう。
また、保存する際には小瓶などの匂いがうつらない容器をオススメします。
まれに、プラスチックの容器で保存して何年も経った時に、
プラスチックの匂いがはちみつにうつってしまうことがあります。
何年も保存する予定の場合や、風味を落としたくない方は
瓶などに移して保存することも大切です。
せっかくの美味しい状態をキープできるかは、
環境だけでなく入れ物も大切なのです。
賞味期限について
蜂蜜は、養蜂場で購入した際にも賞味期限が記載されています。
これは、日本ではどの食品にも賞味期限を記載しなければいけないという
法律があるためです。
しかし、それでも実際に記載されている期間は
基本的には2.3年が多いのではないでしょうか。
記載されているとはいえ、蜂蜜は腐らない食品なので
カビが生えたり変な匂いがしない限りは、
何年でも食べることができます。
美味しく食べることができるのは、やはり2.3年かと思いますので、
購入する際は食べきれる量を考えて購入することをオススメします。
万が一、食べきることができなそうな場合は、
スイーツなどに使うとたくさんの量を一気に使うことができますし
甘みも増して美味しくなります。
蜂蜜は、ねっとりとした見た目や甘さがあることから
保存方法をしっかりしないと腐ってしまいそうな気がしますが、
殺菌作用が強いため常温保存ができる食品だということがわかりました。
保存も簡単なので、毎日の生活にも使いやすいです。
きちんとした知識を身につけて、食品を無駄にしないように
心がけていきたいものです。