はちみつの効果とは?

はちみつは食材・調味料としてではなく、薬代わりにも使われることがあります。

はちみつはなぜ身体にいいのでしょうか。またどのような効果があるのでしょうか。

ここでははちみつの効果についての例を4つ紹介します。

 

栄養分が豊富

はちみつ

はちみつには約300種類ともいわれる「ビタミン・ミネラル」などの栄養成分が豊富に含まれています。

ミツバチが採取する花や花の蜜にはたんぱく質やビタミン、カルシウムなど多くの身体に必要なミネラルが含まれています。

 

《はちみつの主成分とその働き》

・果糖、ぶどう糖などの糖

脳や身体を動かすためのエネルギー源

・カリウム

心臓や筋肉機能の調整に不可欠で、血圧を下げる

・鉄、銅、葉酸

増血効果、貧血の改善

・ビタミンB₂、B₅、B₆、ビタミンC

肌をきれいにする効果

・グルコースオキシダーゼ

グルコースを分解し、過酸化水素を形成。美白効果

 

 

素早くエネルギー源になる

はちみつ

ごはんやパン、砂糖などの糖質は、ビタミンB₁などの酵素を使い、ぶどう糖と果糖に分解しながら消化吸収し、エネルギーとして使われます。

一方はちみつは、ミツバチが花蜜を取る段階で分解しているため、胃腸への負担が軽く、ビタミンやカルシウムの浪費もないため、身体へ素早く吸収されます。

 

砂糖よりも甘みが強く、低カロリー

はちみつ

はちみつの甘味度は、同じ重さの砂糖の約1.3倍です。

さらに、もともとの重量が違うために砂糖「10g」で「約大さじ1」に対して、はちみつは「10g」で「約大さじ1/2」となります。

はちみつを使うことで砂糖の摂取量を減らすことができます。

さらに、砂糖は「100g」あたり「約384cal」に対し、はちみつは「約294cal」と砂糖よりも低カロリーとなっています。

栄養バランスを整えながら、さらにカロリー制限できる優れものなのです。

 

強い抗菌力

はちみつ

現代では甘味料として使われていますが、古くは薬として使用されてきました。

代表的薬効は「抗菌力」です。

はちみつは糖度が80%と非常に高く、水分が少ないために細菌や微生物が繁殖しにくく、常温保存をしても腐らないので、安心して口にすることができました。

また、はちみつが水分を吸収すると、酵素によって過酸化水素を発生します。

はちみつを傷口に塗ると、空気中や体液を吸収することで過酸化水素を発生させ、それが非常に強い殺菌作用を発揮します。

この抗菌力で、口内炎やのどの痛み、皮膚の炎症や火傷にも効果的で、傷跡も残りにくくなります。